数学コラムの目次
京の算数学問題#1019

アイデア数理塾はこちら
算数学コラム
こんにちは!京都市中京区で算数と理科の学習塾「アイデア数理塾」を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
家庭で子どもと勉強していると、「できない!」「やりたくない!」といった言葉が飛び出すことはありませんか?
特に算数は苦手意識を持つ子が多く、やる前から「イヤ!」となってしまうケースも少なくありません。でも、実はその裏には明確な理由があるんです。
今日は、私たちの塾で実際に取り組んでいる【苦手をなくすアプローチ】をご紹介します。
「できない!」「やりたくない!」の本当の理由
子どもが「やりたくない」と言うのは、ほとんどの場合、「できない」という不安や失敗体験が元になっています。
例えば…
- 手を挙げて発表するのが怖い
- 数字をうまく書けない
- 計算の意味が分からない
- 周囲と比べられて劣等感を持った経験がある
このように、「勉強ができない」の前に、“できなかった体験”が重なっていることが多いんです。
嫌がっている時に絶対NGな対応
子どもが勉強を嫌がっている時に、大人がやってはいけないこと。
それは 「できて当たり前」という目線で見てしまうことです。
たとえば、私たち大人にとって九九は当たり前の知識ですが、子どもにとっては初めて触れる未知の世界。
「なんでこんなことも分からないの?」と無意識に言ってしまうことが、子どもの自己肯定感を大きく傷つけてしまいます。
改善のカギは「ハードルを下げること」
私たちが実際に行っている方法は、とてもシンプル。
それは 「最初のハードルを思いきり低くすること」です。
たとえば、九九を一気に全部覚えようとするのではなく…
- まずは「7×1〜3」だけ覚える
- 出来たら「よく頑張ったね!」と褒める
- 少しずつステップアップしていく
このように小さな成功体験を積み重ねることで、「できるかも」という気持ちを育てていきます。
褒め方にもコツがある!
「できたね!」と褒めるのは大切ですが、褒めすぎには要注意。
褒められ慣れてしまうと、子どもはそれが当たり前になってしまい、モチベーションが下がることもあります。
私が実践しているのは、
- 1回目:しっかり褒める
- 2回目:同じように褒める
- 3回目:褒めずに「よし、次行こうか」とサラッと流す
この繰り返しで、子どもは自然と「自分でやりたい!」という意欲が芽生えてくるんです。
やりたくない!から「もっとやりたい!」へ
実際、塾に通う生徒の中にも、最初はまったくやりたくなかった子が、今では「もっとやってみたい!」と自分から進んで取り組むようになっています。
お家でも「〇〇ができるようになったよ!」とお話してくれるようになったという嬉しい報告も。
まとめ:小さなステップで大きな変化を
子どものやる気は、ある日突然変わるものではありません。
だからこそ、「少しずつ」「できることから」「一緒に」進んでいくことが大切です。
無理に変えようとするのではなく、寄り添って伴走する。その姿勢が、お子さんの心を動かす一番の力になります。
以上、京都市中京区のアイデア数理塾、油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好き、あつまれ〜!
京の算数学 解答#1019
