分数が苦手な理由|小学生がつまずく原因と最短の攻略方法 京の算数学#1362

京の算数学問題#1362

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算数学コラム

「分数になると急にイヤそう」
「通分・約分が意味不明」
「分数の足し算引き算で止まる」

分数が苦手な子は多いです。でも結論から言うと、分数の苦手は“計算が難しい”というより、分数の意味(イメージ)が入らないまま手順だけ進んでしまうことが原因になりがちです。


分数が苦手な理由TOP7

1)「同じ大きさを分ける」感覚がない

分数はまず分けることから始まります。
1/4は「4つに同じに分けたうちの1つ」。
これが曖昧だと、分数がただの記号になります。
特に分数は分母(何等分したか?)→分子(全体のうちいくつか?)の順で読みます。
書き順も分母から書くように統一することで分数の意味合いが定着するようになってきます。

2)“分母が大きいほど大きい”と勘違いする

1/8のほうが1/4より大きいと思ってしまうタイプ。
分母は「分けた数」なので、大きいほど1つは小さいがポイント。

3)分数=2つの数を別々に見てしまう

1/3を「1と3」として見てしまい、「1÷3」という量として見られない。
分数は1つの量です。

4)同値分数(1/2=2/4)が意味として分からない

通分・約分の土台がここ。
同じ大きさを別の分け方で言い直しているだけ、という理解がないと暗記地獄になります。

5)“の”が入ると混乱する(○の2/3)

「12の2/3」は、
12を3つに分けて(÷3)、その2つ分(×2)。
この「割ってから掛ける」がわからないと当然フリーズします。

6)通分・約分が「手順の暗記」になっている

なぜ揃えるのか(同じ大きさのパーツにする)が分からないまま、やり方だけ覚えるとすぐ崩れます。

7)位・かけ算・わり算の土台が弱い

分数の計算は、結局「かけ算・わり算」を使います。
ここが不安だと、分数で一気に苦しくなります。


立て直すには「どこから復習するか?」が大切

分数が苦手な子には、いきなり問題集はハードルが高すぎます。
まずはできそうなところからが大切です。

おすすめの復習順

  1. 等分(同じ大きさに分ける)
  2. 分数の大小(1/4と1/8の比較)
  3. 同値分数(1/2=2/4=3/6)
  4. ○の2/3(割って掛ける)
  5. 通分・約分
  6. 分数の足し算引き算

家庭でできる“体感”復習(5分でOK)

① テープ図(細長い紙)で分ける

紙を1本用意して、

  • 半分(1/2)
  • 3等分(1/3)
  • 4等分(1/4)
    を作って、実際に比べる。

→ 「分母が大きいほど小さい」が体感で分かります。

② 1/2=2/4を“折って”見せる

半分に折る→さらに半分
すると2/4。
同じ量だと分かれば通分がラクになります。

③ 「12の2/3」は必ず「÷→×」で言う

12の2/3
→ 12÷3=4
→ 4×2=8
これを声に出して定着させます。


よくあるミスと声かけ

  • 「分母が大きい方が大きい」
    →「分母は“何個に分けたか”。多く分けるほど1つは小さいよ」
  • 「通分がわからない」
    →「同じ大きさのパーツにそろえるためだよ(比べたり足したりするため)」
  • 「の2/3ができない」
    →「先に割れるなら割ってから掛けよう」

京の算数学 解答#1362

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