位が分からない子の直し方|10・100のまとまりでつまずきを解消【小学生】 京の算数学#1335

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京の算数学問題#1335

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算数学コラム

「数字は読めるのに、十の位・一の位が分からない」
「34って、3と4は分かるけど“何が3?”って聞くと止まる」
「くり上がり・くり下がり、筆算になると急にできなくなる」

これらは、低学年でよくある“10の壁”と呼ばれるものです。
結論から言うと、位が分からない子は 数を“まとまり”として見られていないことがほとんど。
ここを乗り越えられれば、計算も文章題も一気にラクになります。


位が分かる子は「34」をこう見ている

  • 34 = 30と4に分けられる
  • 30 = 10が3つある数
  • 4=1が4つある
  • だから「十の位は3」「一の位は4」

位が分からない子は、34を「3と4」という並びで見ていて、
「3が30を表す」という感覚がまだ培われていません。


位が分からない原因TOP5(低学年あるある)

1) 10のまとまり(10個で1束)が弱い

1〜9は“数そのもの”で理解できても、
10以上は「10の束+残り」で考える必要が出てきます。

2) 数を「10といくつ」に分ける練習が足りない

12=10と2、18=10と8が言えないと、位はいつまでも曖昧になります。

3) 0の意味がぼんやり(30=3のとなりに0、と思ってしまう)

30は「3が3つ」ではなく、10が3つ
ここがズレると「0があると難しい」に直結します。

4) 数直線・並びは分かるが、まとまりが弱い

順番で数えるのはできるけど、
“かたまりで扱う”が苦手なタイプ。

5) 教わり方が「用語だけ」になっている

十の位、一の位、という言葉は知ってても、
中身(なぜそうなるか)がわかっていない状態。


3分でできるチェック(つまずき診断)

口頭でOKです。

  1. 14は「10と( )」
  2. 27は「( )と( )」← 20と7が言える?
  3. 30は「10が( )こ」
  4. 40は何十?( )十
  5. 34の十の位は?( ) 一の位は?( )

1〜3で止まったら、まずは「10のまとまり」から復習していきましょう。


10のまとまりをつくる3ステップ(10→位→100)

ステップ1:10のまとまりを“見える化”する

10個で1束を体験させると一気に進みます。

  • おはじき10個を輪ゴムで束ねる
  • ブロック10個を1セットにする
  • 10マス(テンフレーム)を使う
例:34を作る
  • 10の束×3(=30)
  • ばら×4(=4)
    → 34

ここまでできたら、位はある程度理解できています。

ステップ2:「何十」と「十の位・一の位」をつなぐ

位の言葉は、こう言い換えると通ります。

  • 十の位=何十がいくつ?
  • 一の位=あまりはいくつ?
例:57
  • 何十? → 5十(50)
  • あまり → 7

声かけ
「57は“50と7”。50は10が5こだよ」

ステップ3:100のまとまり(100=10が10こ)へ広げる

小2〜小3で効く「100の壁」対策。

  • 100は 10が10こ
  • 120は 100と20
  • 305は 300と5(0が間に入っても分解する)

ここができると、
筆算・単位変換・文章題の理解が深まります。


家庭でできる「位トレ」5分メニュー(毎日じゃなくてOK)

メニューA:「10といくつ」カード(1分)

11〜19を見て

  • 「10といくつ?」
  • 「十の位は?一の位は?」
    をテンポよく。

メニューB:「何十?」ゲーム(1分)

20, 30, 40…を見て

  • 「これは何十?」
  • 「10が何こ?」

メニューC:「つくって言う」(2分)

34をつくって

  • 「30と4!」
  • 「十の位3、一の位4!」
    まで言う

メニューD:0が入る数だけ練習(1分)

30、40、105、200など

  • 「0は“ない”を表してる」
  • 「200=100が2つ」
    と口で言う。

0が苦手な子は、この練習が特に効きます。


よくあるミスと、すぐ効く対処

ミス1:「十の位=左の数字」と丸暗記して混乱する

→ 左が十の位なのは“2桁のときだけ”。
大事なのは 30と4に分けること。これで桁が増えても崩れません。

ミス2:30を「3」と思ってしまう

→ 「30は10が3こ」って毎回言う。
言葉にすると定着します。

ミス3:筆算で桁がずれる

→ 1マス1数字/十の位・一の位を縦にそろえる
“位の理解+書き方”のセットで改善しやすいです。


まとめ:位は「10・100のまとまり」で一気に分かる

  • 位が分からない原因は、数を“束”で見られていないことが多い
  • 最短は 見える化(10の束)→ 何十といくつ → 100のまとまり
  • 0が入る数は、口で分解する練習が効果的

位が整うと、繰り上がり繰り下がり・筆算・文章題がラクになります。

京の算数学 解答#1335

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