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京の算数学問題#1329

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算数学コラム
「まだ1年生だし、算数の家庭学習って必要?」
結論はやった方がいいんですが“先取りガンガンスタイル”じゃなくて、まずは土台づくりを短く・楽しく・毎日ちょっとが最適解だと思います。
1年生の算数は、計算テクニックよりも 数の概念(数の想像力)を育てる時期なので、ちゃんと土台が整えば2年生の九九、3年生のわり算、さらに先の文章題までラクになります。
なぜ小1からがいいの?(理由はこの3つ)
1) つまずきが小さいうちに直せる
小1の「10のまとまり」「数の順番」「たし算ひき算の意味」の理解がうまくいっていないと、2年生以降で一気に苦しくなりがちです。特に今の算数は進度が速くカリキュラムも複雑化しているので、全てを理解する必要はなく取捨選択が必要です。
2) 勉強の習慣は低学年が作りやすい
小1から「毎日ちょっと」が当たり前になると、学年が上がっても家庭学習が回りやすいです。
3) “勉強=ケンカ”になる前に、型を作れる
家庭学習が揉める家庭は多いですが、早めに「短時間で終わる仕組み」を作ると、親も子も楽ですよね。
小1算数家庭学習の基本ルール
ルール1:1日10分でOK
おすすめは 5分×2回(帰宅後/夕食後など)。
勉強しよう!というと1時間のイメージが強いですが、小学校1年生に1時間はやりすぎです。
学年×10分を参考にしてください。
ルール2:「量」より「毎日」
1日30分を週2回より、10分を週5回のほうが伸びやすい。
大切なのはまとめ学習ではなく分散学習です。
ルール3:「正解」より「説明1回」
答えが合ってても、1回だけ聞きます。
- 「どうやって考えた?」
- 「10といくつに分けた?」
これだけで思考力が育ちます。
小1から始める家庭学習メニュー(これだけで十分)
①数の感覚(最重要):10のまとまり
ここが算数の“背骨”になる部分です。
今日からできる5分遊び
- 12は「10と2」
- 18は「10と8」
- 20は「10が2つ」
おはじき・ブロック・10個の束(輪ゴム)でやると具体物がイメージしやすくよいですね。
声かけ
- 「10のかたまりがいくつ?」
- 「あといくつで10になる?」
②たし算・ひき算:暗記じゃなく“分けて考える”
計算が遅い・指に頼る子ほど、分解が効果的です。
例:8+7
- 7を「2と5」に分ける
- 8+2=10、10+5=15
家庭のコツ
- いきなりプリントを増やさない
- “10を作る”をクセにする
③ 文章題:まず「何を聞かれてる?」だけ
文章題で止まる子は、計算以前にここで迷っています。
超シンプル手順
- 問い(最後の文)に線
- 「何がわかってる?」に丸
- 式は最後でOK
声かけ
- 「何を求める問題?」
- 「わかってる数はどれ?」
④図形・測定:言葉を増やすと得する
低学年の図形は「見分ける言葉」で伸びます。
- まっすぐ/曲がってる
- 角がある/ない
- 長い/短い
- 同じ長さ
おすすめ
- 家の中で「四角を探そう」
- ものさしは“0の位置”を指で確認する習慣
⑤時計・時間:いきなり何時何分をやらない
時計は段階が大事。
順番
- ちょうど(○時)
- ○時半
- 5分刻み
- 1分刻み
- 経過時間(あと何分?)
家庭学習はここまででOKです。経過時間は小2以降でも大丈夫です。
“家庭学習が続く家”がやってる工夫
1) 始めるハードルを下げる
- 「3問だけ」
- 「タイマー5分だけ」
- 「終わったら自由」
2) 丸つけは“採点”じゃなく“理解度チェック”
×を責めない。
「ここが次の練習ポイントだね」でOKです。
3) 親が教えすぎない
教えるとケンカになる家庭は多いです。
親は「質問係」くらいがちょうどいい。
親の声かけテンプレ
- 「どこで止まった?」(原因探し)
- 「10を作れる?」(土台に戻す)
- 「図にするとどうなる?」(視覚化)
- 「1回だけ説明して」(思考の言語化)
よくある失敗と改善
失敗1:プリントを増やして疲れる
→ 量を減らして、回数を増やす
失敗2:間違い直しが長すぎる
→ 間違いは“同じ型を1問だけ”でOK
失敗3:親子でバトルになる
→ 「教える」より「一緒に確認」へ
(問いに線/10のまとまり/0の位置 など“型”だけ支える)
こんな時は“家庭だけで抱えない”のも正解
- 10のまとまりが全然定着しない
- 文章題になると毎回固まる
- ケンカが増えて家庭学習が回らない
- 学校のプリントはできるのにテストで崩れる
こういう場合は、ぜひ学習塾等の専門家にご相談ください。
アイデア数理塾では現在小1年生のお子さんから楽しく学習に励んでいます。
まとめ:小1の家庭学習は「毎日10分の土台づくり」で十分
- 先取りより 10のまとまり
- 量より 短く毎日
- 正解より 説明1回
- 文章題は 問いに線から
この方針でやると、算数が苦手になりにくく、学年が上がっても伸びやすいです。
京の算数学 解答#1329




