単位変換が苦手な子の直し方 長さ・重さ・時間を段階別に克服するコツ 京の算数学#1319

京の算数学問題#1319

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算数学コラム

「cmとmがごちゃごちゃ…」
「gとkg、ゼロを何個つけるの?」
「1時間半って、1時間50分…?(違う!)」

単位変換が苦手なのは、センスじゃなくて “仕組みの整理不足”なだけのことが多いです。

小学校算数でも「長さ・重さ・時間の単位と測定を理解する」ことが大きな目標に入っています。

この記事では、家庭でできる 「段階別」の直し方を、長さ・重さ・時間に分けてまとめます。


単位変換は「3つのルール」でほぼ解決

  1. 答えの単位を先に決める(cm?m?kg?分?)
  2. 1つ上/下の単位の関係を言える(例:1m=100cm)
  3. 表(階段)にして、上は÷・下は×で動かす(時間は別ルール)

ここからは、子どもがつまずきやすい順に“段階練習”にします。

【長さ】mm・cm・m・km の直し方

STEP1:「どれが大きい時に使う単位か?」を並べられるようにする

まずはこれだけです。

mm → cm → m → km(右ほど大きい)

ここが曖昧だと、変換の前に毎回迷子になります。

STEP2:となり同士の関係だけ覚える(全部いっぺんに暗記しない)

  • 10mm = 1cm
  • 100cm = 1m
  • 1000m = 1km

この3つだけでOK。

ここで注意するのは、単位は変換するものであり大きさを表すものではないということです。

先ほどのステップでは1kmと1mでは1kmの方が長いといった同じ数字で単位だけの比較をした場合にのみ当てはまる代償関係を学びました。

ここで陥りやすいのは1km=1000mではなく1km>1000mと誤解をしてしまうことです。
このステップでは特にその点を意識して伝えることが大切です。

STEP3:長さは「階段表」でやるとミスが減る

ノートにこう書くだけで強いです。

km | m | cm | mm

  • 右へ行く(小さい単位)= ×(数字が大きくなる)
  • 左へ行く(大きい単位)= ÷(数字が小さくなる)

例題

  • 3.2m = 320cm
    1m=100cm → m→cmは×100 → 3.2×100=320
  • 450cm = 4.5m
    cm→mは÷100 → 450÷100=4.5

よくあるミス

  • 「m→cmを×10にしちゃう」
    100cmで1mを、メジャーで実感させるのが早いです(家のドアの高さを測るとか)。

【重さ】g・kg・t の直し方

STEP1:並べる

g → kg → t

STEP2:となり同士の関係だけ

  • 1000g = 1kg
  • 1000kg = 1t

STEP3:重さも階段表でOK(長さよりカンタンなことも)

t | kg | g

  • 右へ(小さい単位)=×1000
  • 左へ(大きい単位)=÷1000

例題

  • 2.5kg = 2500g(×1000)
  • 1800g = 1.8kg(÷1000)

よくあるミス

  • ゼロを「なんとなく」で付け外しする
    → “×1000 / ÷1000” を 言葉で唱えると安定します。
    「kgからgは×1000!」みたいに。

【時間】秒・分・時・日 の直し方

時間は長さ・重さと違って 10進法じゃないので、同じやり方をすると崩れます。

小学校の指導要領では、時間について「日・時・分・秒」とその関係を理解することが示されています。

STEP1:まずは“関係”を丸暗記でOK(ここだけは暗記でいい)

  • 60秒 = 1分
  • 60分 = 1時間
  • 24時間 = 1日

STEP2:時間は「表で変換」するとミスが減る

子どもにはこれが一番わかりやすいです。

  • 1時間 = 60分
  • 2時間 = 120分
  • 3時間 = 180分
    …と、60の倍数表を作る(最初は1〜5時間でOK)

例題

  • 2時間15分 = 何分?
    2時間=120分、120+15=135分
  • 3/4時間 = 何分?
    1時間=60分 → 60×3/4 = 60÷4×3 = 15×3 = 45分
  • 1.5時間 = 何分?
    1.5×60 = 90分(※「1時間50分」じゃない!)

よくあるミス

  • 1.5時間を「1時間50分」にしちゃう
    60進法だから「小数点=分」じゃない、を早めに体感させるのがコツです。

仕上げ:文章題で崩れない“最強ルール”

単位変換の文章題は、ほぼこれで勝てます。

①「答えの単位」を最初に□で書く

例:「( )cm」「( )分」みたいに。

② 必要な変換だけやる(全部そろえようとしない)

たとえば「mとcmが混ざってる」なら、どっちかに統一するだけ。

③ 途中式に“単位”も書く

  • 3.2m ×100 = 320cm
  • 2h = 120min

これだけでケアレスミスが減ります。


1日5分で直す!家庭練習メニュー(2週間)

1〜4日目:長さ(階段表)

  • 毎日3問だけ(m↔cm中心)

5〜8日目:重さ(×1000/÷1000)

  • kg↔g を3問だけ

9〜14日目:時間(60の表+混合)

  • 「○時間○分→分」「分→時間分」を交互に

“量”より“毎日ちょっと”の方が伸びやすいです。

それでも苦手なら「原因は単位じゃない」ことも

単位変換が崩れる子は、実は

  • 位の理解(10のまとまり)
  • かけ算・わり算
    があいまいなことも多いです。

その場合は「単位だけ」やっても戻りにくいので、土台から短く整えるのが近道です。

京の算数学 解答#1319

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