京の算数学問題#1279

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算数学コラム
算数や数学で、こんな場面ありませんか?
子「わかった!」
親「ほんまに?」
子「うん!」
でも、次の日になると解けない。
テストになると点が取れない。
このズレの正体こそが、“説明不足”です。
実は、勉強ができる子ほど、
無意識に「説明する」プロセスを踏んでいます。
① 説明できる=頭の中が整理できている
人は、分かっていないことほど説明できません。
逆に言えば、
説明できる状態=頭の中で順番がついている状態
です。
説明するときに起きていること
- 何が条件かを思い出す
- どこから考えたかを整理する
- どうつながったかを言葉にする
これ、実は問題を解くときと同じ思考。
説明すること自体が、一番レベルの高い復習になっています。
② 「聞いて分かる」と「話して分かる」は別物
授業を聞いて、
- うなずける
- 黒板が写せる
- 解説に納得できる
これはすべて受け身の理解だといえます。
一方、説明は
- 自分で言葉を選ぶ
- 順番を考える
- 間違いに気づく
これが能動的な理解です。
だから説明できる子は強い
- 少し形が変わっても対応できる
- 文章題に強くなる
- 応用問題で崩れにくい
“聞いて分かった”は忘れやすく、
“話して分かった”は残りやすい。
③ 説明させると「わかったつもり」が消える
説明させると、よくこうなります。
「えっと…」
「あれ?」
「ここ、なんでやっけ?」
これは失敗ではありません。
これは「理解が浅い場所が見えた瞬間」です。
説明できない=ダメ
ではなく、
どこを直せばいいかがはっきりした
ということ。
説明させる勉強は、理解度チェックとして最適です。
④ 説明させると記憶に残りやすくなる
人は、
- 見ただけ
- 聞いただけ
の情報は、すぐ忘れます。
- 考えて
- 言葉にして
- 誰かに伝えた
情報は、記憶に強く残ります。
これは脳科学的にも知られていることで、説明は“アウトプット学習”の代表例です。
⑤ 家庭でできる「説明させる勉強」のやり方
難しいことは必要ありません。
タイミング
- 宿題が終わったあと
- 1問解けたあと
- テスト勉強の確認として
1日1分で十分です。
聞き方の例
- 「どうやって考えたん?」
- 「なんでこの式にしたん?」
- 「最初に何を見た?」
答えを求めるのではなく、考えた道筋を聞くのがポイント。
NGな聞き方
- 「なんで分からんの?」
- 「前も言ったよね?」
- 「違う、そうじゃない」
説明は、間違えてもOKな場でないと育ちません。
⑥ 説明がうまくできなくても大丈夫
最初は、
- 言葉がつまる
- 途中で止まる
- うまく言えない
これが普通です。
大事なのは
「説明しようとした」こと
少しずつ
- 言葉が増える
- 順番が整う
- 自分で気づく
ようになります。
説明力は、練習で必ず伸びる力です。
最後に
『説明させる勉強』が効く理由は、
とてもシンプルです。
分かったつもりを本当の理解に変えてくれるから
つまり、説明できるようになると、
- 算数が安定する
- ミスが減る
- 応用に強くなる
- 自信がつく
という良い循環が生まれます。
毎日たくさんやる必要はありません。
「わかった!」のあとに、
「じゃあ説明してみて」
この一言だけで勉強の質は大きく変わります。
京都市中京区・アイデア数理塾では
授業の中で必ず、
- 考え方を言葉にする
- 式の理由を説明する
- 自分の言葉でまとめる
時間を作っています。
「説明できる=理解している」この基準を大切にしています。
京の算数学 解答#1279




