『説明させる勉強』がなぜ効くのか 「わかった」を本当の理解に変える方法 京の算数学#1281

京の算数学問題#1279

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算数学コラム

算数や数学で、こんな場面ありませんか?

子「わかった!」
親「ほんまに?」
子「うん!」

でも、次の日になると解けない。
テストになると点が取れない。

このズレの正体こそが、“説明不足”です。

実は、勉強ができる子ほど、
無意識に「説明する」プロセスを踏んでいます。


① 説明できる=頭の中が整理できている

人は、分かっていないことほど説明できません。

逆に言えば、

説明できる状態=頭の中で順番がついている状態

です。

説明するときに起きていること

  • 何が条件かを思い出す
  • どこから考えたかを整理する
  • どうつながったかを言葉にする

これ、実は問題を解くときと同じ思考

説明すること自体が、一番レベルの高い復習になっています。

② 「聞いて分かる」と「話して分かる」は別物

授業を聞いて、

  • うなずける
  • 黒板が写せる
  • 解説に納得できる

これはすべて受け身の理解だといえます。

一方、説明は

  • 自分で言葉を選ぶ
  • 順番を考える
  • 間違いに気づく

これが能動的な理解です。

だから説明できる子は強い

  • 少し形が変わっても対応できる
  • 文章題に強くなる
  • 応用問題で崩れにくい

“聞いて分かった”は忘れやすく、
“話して分かった”は残りやすい。

③ 説明させると「わかったつもり」が消える

説明させると、よくこうなります。

「えっと…」
「あれ?」
「ここ、なんでやっけ?」

これは失敗ではありません。

これは「理解が浅い場所が見えた瞬間」です。

説明できない=ダメ
ではなく、

どこを直せばいいかがはっきりした

ということ。

説明させる勉強は、理解度チェックとして最適です。

④ 説明させると記憶に残りやすくなる

人は、

  • 見ただけ
  • 聞いただけ

の情報は、すぐ忘れます。

  • 考えて
  • 言葉にして
  • 誰かに伝えた

情報は、記憶に強く残ります。

これは脳科学的にも知られていることで、説明は“アウトプット学習”の代表例です。

⑤ 家庭でできる「説明させる勉強」のやり方

難しいことは必要ありません。

タイミング

  • 宿題が終わったあと
  • 1問解けたあと
  • テスト勉強の確認として

1日1分で十分です。

聞き方の例

  • 「どうやって考えたん?」
  • 「なんでこの式にしたん?」
  • 「最初に何を見た?」

答えを求めるのではなく、考えた道筋を聞くのがポイント。

NGな聞き方

  • 「なんで分からんの?」
  • 「前も言ったよね?」
  • 「違う、そうじゃない」

説明は、間違えてもOKな場でないと育ちません。

⑥ 説明がうまくできなくても大丈夫

最初は、

  • 言葉がつまる
  • 途中で止まる
  • うまく言えない

これが普通です。

大事なのは

「説明しようとした」こと

少しずつ

  • 言葉が増える
  • 順番が整う
  • 自分で気づく

ようになります。

説明力は、練習で必ず伸びる力です。


最後に

『説明させる勉強』が効く理由は、
とてもシンプルです。

分かったつもりを本当の理解に変えてくれるから

つまり、説明できるようになると、

  • 算数が安定する
  • ミスが減る
  • 応用に強くなる
  • 自信がつく

という良い循環が生まれます。

毎日たくさんやる必要はありません。

「わかった!」のあとに、
「じゃあ説明してみて」

この一言だけで勉強の質は大きく変わります。

京都市中京区・アイデア数理塾では

授業の中で必ず、

  • 考え方を言葉にする
  • 式の理由を説明する
  • 自分の言葉でまとめる

時間を作っています。

「説明できる=理解している」この基準を大切にしています。

京の算数学 解答#1279

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