理科の直前チェックポイント 〜短時間で点を伸ばすための最重要項目をやさしく解説〜 京の算数学#1253

京の算数学問題#1253

京の算数学問題の画像

算数学コラム

受験直前の理科ほど、
「どこを勉強したらいいの?」という迷いが生まれます。

でも実は、
直前期に点が伸びる子は
広く触らず、狙いを絞って勉強している子なんです。

今日は、
理科の点が安定するための
“重要ポイントだけ” をまとめます。


① まず押さえるべきは 「語句」 です

理科の直前期は、知識問題の取りこぼしを減らすだけで5〜15点上がります。

今の時期は応用問題より基礎力です。
語句を説明できるように練習しておきましょう。
また実験器具の名前や使い方も必ず復習しておくことが大切です。

語句の抜けは
“簡単な問題を落とす”原因。

直前期は語句を10分×数回で回すだけで効果大です。

② 次に押さえるべきは 「作図」「読み取り」

理科の中問〜大問で点が落としがちなのはグラフの読み取りと作図です。

絶対に確認しておきたいグラフ・作図

  • レンズ(実像・虚像の書き方)
  • 光の反射(入射角=反射角)
  • 力の矢印(作用点・向き・大きさ)
  • 回路図(直列・並列)
  • フックの法則
  • 溶解度や飽和水蒸気量

ここは“1回書けば思い出す”分野なので、直前で最も効率が良い部分です。

③ さらに重要なのは 「計算の型」 を思い出すこと

理科の計算は、公式を覚えているかどうかで点が決まります。

公式だけは必ず確認

  • 密度=質量÷体積
  • 速さ=距離÷時間
  • 電流=電圧÷抵抗
  • 発熱量=電力×時間
  • 浮力=押しのけた水の重さ
  • 仕事=力×距離
  • 質量パーセント濃度=溶質/(溶質+溶媒) ×100

計算問題は“公式が頭に出るかどうか”でほぼ勝負が決まります。

④ 落とし穴になりやすいのは 「実験問題」

理科の後半で差がつくのがココ。

実験の問題は、
言葉の意味を知らないまま読むと負けます。

直前に確認しておくと安心な語句

  • 再結晶
  • 抽出
  • ろ過
  • 蒸留
  • 試薬(BTB液、フェノールフタレインなど)

これらは「知っているかどうか」で点が決まる分野。
直前期は“語句だけ確認”が一番効率的です。

⑤最後の48時間でいちばん伸びるのは “ミスのつぶし”

新しい問題集に手を出すのはNG。

直前期に最も伸びるのは直近のミスだけを見直すこと!

  • 過去問で落とした問題
  • 模試で×が多かった分野
  • 宿題でよくミスした計算
  • 語句があいまいな部分

ミスは「伸びしろ」です。
ここをつぶすだけで、本番の点は安定します。

⑥理科の直前期で“絶対にやらないほうがいいこと”

逆効果になる行動もあります。

  • 新しい問題集を買う
  • 苦手範囲を全部やり直す
  • 直前に重たい計算をやりこむ
  • 前日の夜に実験・作図の復讐

不安から広げると、
知識が散って逆に落ちてしまいます。

直前期ほど“狭く深く”が基本です。

理科は直前でも伸びる!

数学や国語に比べて、理科は“直前期の伸び幅”が大きい教科です。

なぜなら、

  • 語句
  • 作図
  • 公式
  • 実験語句
  • 直近のミス

これらが揃えば 短時間で安定点に届くから。

だから焦る必要はありません。

直前期は、
「何をやらないか」を決めるのがポイント。
必要な部分だけサッと固めれば、
本番でしっかり点が取れます。


京都市中京区・アイデア数理塾では

理科が不安な受験生に対して、

  • 直前に見る語句
  • 作図の最終チェック
  • 公式の確認
  • 実験の読み取り練習
  • 過去問ミスの分析

これらを短時間でまとめて仕上げます。

京の算数学 解答#1253

京の算数学解答の画像

おすすめの算数学ブログ

この記事を書いた人

アバター

アイデア数理塾

京都市中京区にある少人数制の数学・理科に特化した学習塾です。
小学校1年生から高校3年生までのお子様の学習をサポートいたします。授業は、補習がメインに構成されています。