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京の算数学問題#1166

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算数学コラム
こんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です。
小学4年生といえば、「中学年から高学年へ」と成長していく節目の学年。
この時期に身につけた勉強習慣が、5年生・6年生、そして中学以降の学習の土台になります。
「今まではなんとなくできていたけど、最近ちょっとつまずきが…」
「塾に行かせるべき?まだ家庭学習で大丈夫?」
そんな保護者の方のお悩みに応える形で、今回は 小4から始めたい勉強習慣と家庭学習のコツ をご紹介していきます!
小4で勉強習慣が大事になる理由
- 学習内容が一気に難しくなる
小数・分数・わり算・文章題、理科社会の本格化…。
小3までの「基礎を覚えれば解ける算数」から、「考えて解く算数」にレベルアップします。 - 自分で学習を管理する力が求められる
宿題の量が増え、「自分で計画を立てる」必要が出てきます。
ダラダラしていると時間が足りない、という経験をしやすいのもこの頃。 - 高学年・中学に直結する力が育つ
読解力や計算力の差は、中学での成績に大きな影響を与えます。
小4からの積み重ねが、受験や将来の学力に直結するのです。
小4から始めたい勉強習慣 5つのコツ
① 学習時間は「短く・集中」でOK
長時間やらせようとすると、逆に勉強嫌いになります。
最初は 1日15分〜20分の家庭学習 を目安にしてOK。
「短時間でも毎日続ける」ことが大切です。
👉 ポイントは「終わったらすぐ褒める」こと。
「よく頑張ったね」「昨日より早くできたね」と小さな成功体験を積ませましょう。
② 宿題+αで「基礎固め」
宿題はあくまで最低限。
+αとしておすすめなのは、以下のような基礎練習です。
- 算数:計算ドリル(小数・分数・わり算をスムーズに)
- 国語:音読や短い文章の要約
- 英語:アルファベットや簡単な単語のインプット
基礎を固めておくと、5年生以降の「応用問題」にも余裕が持てます。
③ 読解力を育てる「毎日の読書タイム」
小4で伸ばしたい力の一つが「読解力」。
国語の文章題だけでなく、算数や理科でも「問題文を理解する力」が必要になります。
👉 毎日10分でもいいので読書習慣を。
親子で読んだ本の感想を一言シェアするだけでも効果的です。
例:「今日の本の登場人物で一番好きなのは?」
例:「一番びっくりした場面はどこ?」
④ 「自分で計画を立てる」練習をさせる
5年生になると、テスト範囲が広がり「自分でどう勉強するか」が重要になります。
小4のうちから、簡単な「学習計画表」を一緒に作るのがおすすめです。
- 今日の宿題を終わらせる順番を決める
- 明日の予定を見て、勉強時間を確保する
👉 まだ親がサポートしながらでOK。
「自分で決めたことをやりきる」経験を積ませることが大切です。
⑤ 勉強する環境を整える
学習習慣づくりには「環境」がとても大きな影響を与えます。
- テレビやスマホは手の届かない場所に置く
- 宿題はダイニングテーブルで親の目の届く範囲で
- 終わったらシールを貼る「見える化」をする
特に小4の子は誘惑に弱いので、 「勉強せざるを得ない環境」 を親が準備してあげることがポイントです。
よくある悩みと解決法
- Q:やる気が出ないときは?
→ 「1問だけ」「5分だけ」で始める。やり始めると続くことが多いです。 - Q:ゲームやYouTubeばかり…
→ 勉強後にゲームタイムを設定し、「勉強すれば遊べる」仕組みにする。 - Q:兄弟がいて集中できない
→ リビング学習+イヤーマフやパーテーションで工夫すると効果的。
まとめ:小4は「習慣化のラストチャンス」
小4で大事なのは、 成績を一気に上げることではなく、「勉強が生活の一部になる」習慣をつくること。
- 短く集中する勉強時間
- 宿題+基礎練習
- 読解力を育てる読書
- 自分で計画を立てる練習
- 勉強に集中できる環境
これらを少しずつ取り入れることで、5年生・6年生の勉強がぐっと楽になります。
お子さんの未来のために、ぜひ今日から家庭で取り入れてみてください!
以上、京都市中京区のアイデア数理塾、油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けしました。
京の算数学 解答#1166
