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京の算数学問題#1155

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算数学コラム
こんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です。
「早く宿題しなさい!」
「テストで悪い点取ったらどうするの!」
親としては子どもを心配するあまり、つい口から出てしまう言葉。けれど、この“声かけ”が実は逆効果になってしまっているケースは少なくありません。
今日は、子どものやる気を削いでしまう“逆効果の声かけ”と、それを前向きに変えるための工夫についてお伝えします。
なぜ「声かけ」が子どもの勉強意欲に影響するのか
子どもは親の言葉を「評価」として受け取りやすいものです。
つまり「もっと頑張って」という気持ちで言った言葉が、「自分はダメなんだ」と解釈され、勉強への苦手意識を強めてしまうことがあります。
心理学的には「自己決定理論」と呼ばれる考え方があります。人は「自分で決めて行動している」と感じたときに最も意欲が高まるのです。親の声かけが命令や否定になってしまうと、この“自主性”を奪ってしまうことにつながります。
よくある“逆効果の声かけ”3つと改善例
①「早く宿題しなさい!」
一番よく耳にする言葉ではないでしょうか。確かに正論ですが、子どもにとっては「急かされている」「監視されている」と感じやすいものです。
💡改善の工夫
「宿題いつやる予定?」「先に国語と算数、どっちからやる?」
と、選択肢を与えて子どもに決定権を持たせるとスムーズです。
②「テストで悪い点取ったらどうするの!」
不安をあおる言葉は、子どものモチベーションを下げやすい典型例です。恐怖で行動させる方法は、一時的には効果があっても長続きしません。
💡改善の工夫
「今回のテストで一番大事にしたいことは何?」
「前よりちょっとできるようになったところはどこかな?」
結果よりも“過程の努力”や“小さな成長”に注目した言葉をかけることで、子どもは前向きに取り組みやすくなります。
③「お兄ちゃん(お姉ちゃん)はできるのに」
きょうだい比較は最も避けたい声かけのひとつです。自尊心を傷つけ、逆に「どうせ自分はダメ」とやる気をなくしてしまいます。
💡改善の工夫
「昨日より字がきれいに書けたね」
「この問題、自分で最後まで考えられたね」
と、“本人の成長”だけに焦点を当てることで、自分に自信を持てるようになります。
親ができる「前向きな声かけ」のポイント
- 命令ではなく質問にする
「やったの?」ではなく「どこまで進んだ?」のように聞く。 - 結果ではなく過程を認める
「100点取れた?」より「昨日より時間をかけられたね」。 - 具体的に褒める
「すごいね!」だけではなく、「図形のとき定規を使えたね」のように具体化する。
まとめ:言葉ひとつで子どもは変わる
子どもは親の何気ないひと言に大きく影響を受けています。
否定や命令ではなく、前向きで具体的な言葉に変えていくだけで、家庭学習の雰囲気は大きく変わります。
私の塾でも、保護者の方から「声かけを変えたら子どもが前より机に向かうようになった」という報告をよくいただきます。
大切なのは「子どもを動かす」のではなく「子どもが自分から動きたくなる環境をつくること」。
ぜひご家庭でも意識してみてくださいね。
以上、京都市中京区のアイデア数理塾、油谷拓哉がお届けしました!
京の算数学 解答#1155
