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京の算数学問題#1140

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算数学コラム
みなさんこんにちは!
京都市中京区で学習塾を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です。
【ひっかけ算数問題】、今回で その3 になりました!
毎回「家族で一緒に楽しんでいます!」という声も多く、とても嬉しいです。
算数って机に向かってただ計算するだけじゃありません。
発想力・ひらめき・注意力 もとても大切。
今回はそんな要素が詰まったひっかけ問題を、またまたご用意しました!
さて、今回は何問正解できるでしょうか?
親子で一緒にぜひチャレンジしてくださいね!
ひっかけ算数問題【その3】
【問1】
兄と弟の年齢を足すと30歳です。
兄は弟より2倍年上のとき、兄の年齢は何歳でしょう?
【問2】
とある池にハスの葉が浮いています。
ハスの葉は毎日2倍の速さで増えていきます。
5日で池の半分を覆った場合、池全体がハスで覆われるのは何日目でしょう?
【問3】
お母さんがリンゴを8個持ってきて「1人に1.5個ずつあげるね」と言いました。
何人にあげられるでしょう?
【問4】
「1日で3分の1の仕事を終えられる人」と
「1日で4分の1の仕事を終えられる人」が一緒に作業をした場合、全ての仕事は何日で終わるでしょう?
【問5】
日本には四季があります。
春、夏、秋、冬、1年の中で1番長いのはどれ?
ひっかけ算数 解答【その3】
【問1 解答】
兄が弟の「2倍年上」という言い方にひっかかってはいけません。
年齢差は常に一定。
「2倍年上」になることは年齢的に成立しません。
正解は そんな年齢設定は不可能 です。
【問2 解答】
5日目で池の半分ということは、
次の日(6日目)に倍になる=全体が覆われるということです。
6日目が正解!
【問3 解答】
1.5個ずつなので、
8 ÷ 1.5 = 5人まで配れます。
ここで「1.5個ずつ」という部分で勘違いしがちです。
現実的に考えると1個と半分を分けて行くというイメージです。
【問4 解答】
1日に終わる仕事量は、
1/3 + 1/4 = 4/12 + 3/12 = 7/12
つまり1日で7/12進みます。
12 ÷ 7 ≒ 1.71日、つまり 約2日 で終わるということになります。
【問5 解答】
正解は「1年」です。
文章をよく読むと1年も選択肢に入っています!
まとめ:算数のひっかけ問題で「考える力」を鍛えよう!
今回もひっかけ算数問題に挑戦していただきありがとうございました!
ただ計算ができるだけでなく、問題の意図を正しく読み取る力
常識や先入観にとらわれず考える柔軟性
こうした力が 算数・数学だけでなく、社会に出てもとても大切 になります。
ぜひ親子で「どこがひっかけだった?」「なぜ間違えた?」と話し合ってみてくださいね。
そうすることで 観察力・論理的思考力 が自然と身につきます。
それでは次回の【ひっかけ算数シリーズその4】もお楽しみに!
以上、京都市中京区のアイデア数理塾
油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
京の算数学 解答#1140
