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京の算数学問題#1098

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算数学コラム
こんにちは!京都市中京区で学習塾「アイデア数理塾」を運営しています、油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
受験期になると、保護者の方からこんな声をよく聞きます。
「子どもにどう声をかけたらいいかわからない」
「私がもっとできることがあるんじゃないかと不安になるんです」
特に初めての受験なら、親子ともに手探り状態。
だからこそ、“やってはいけない関わり方”を知っておくことが、実は何より大切なサポート”になります。
今回は、私がこれまで多くの受験生と保護者の方をサポートしてきた中で実感している、「受験期に避けるべき関わり方4つ」をお伝えします。
1. 過干渉になりすぎる
受験生にとって一番大切なのは、「集中できる環境」です。
しかし、保護者の不安が先行してしまうと、
ついつい「勉強してる?」「大丈夫?」と声をかけすぎてしまうことも。
これは、“応援”のつもりが、プレッシャー”になってしまう典型的なパターンです。
特に、「親の不安」を「子どもの不安」と混同してしまうと、
お互いにどんどん疲弊していってしまいます。
ポイント
「信じて見守る」ことも、立派なサポートです。
子どもが自分のペースで頑張れるよう、安心できる環境を整えましょう。
2. 他人との比較をする
「〇〇くんはもっとできてるみたいよ」
「△△ちゃんはあの塾に通ってるって」
こんな言葉、つい口に出してしまっていませんか?
でも、これは受験生にとって非常に大きなストレスです。
実際、子どもたちは自分で周囲と比べて落ち込むことも多いもの。
そこに大人からの比較が加わると、「自分には無理なんじゃないか」と自信をなくしてしまいます。
ポイント:
比較ではなく、信頼の声かけを。
「頑張ってるね」「何かあったらいつでも言ってね」
このシンプルな一言が、受験生にとっては一番の支えになります。
3. 否定的な言葉を使う
「お前には無理だよ」「だから言ったじゃない」
これは絶対にNGです。
たとえ冗談でも、子どもの心には強く残ってしまいます。
否定的な言葉は、自信を削ぎ、やる気を奪います。
あるいは、無理に頑張りすぎて、心や体に不調をきたすことも。
ポイント:
言葉の力は大きい。
ぜひ、励ましや肯定の言葉を選んでください。
受験は「できる・できない」をジャッジする場ではなく、成長する機会です。
4. 過去の自分の経験を押しつける
「私の時代はもっと大変だった」
「昔はみんなこれくらい当たり前だったよ」
その経験、決して無駄ではありません。
でも今は、子どもたちの時代です。
教育制度も試験傾向も、当時とは大きく違っています。
親の過去の成功体験や苦労話が、「だから今のお前もやれるはず」と変換されると、押しつけになってしまいます。
ポイント:
経験を「共有」するのはOK。でも「強制」しない。
今の受験に合ったサポートは、塾や先生、専門家の助けを借りながら、柔軟に考えていくのがベストです。
最後に:受験は「人生の通過点」
受験は、子どもにとっても家族にとっても、大きな挑戦です。
でも、最も大切なのは「誰のための受験か?」という視点を忘れないことです。
点数や偏差値の先にあるのは、「この子の未来」です。
親ができる最大のサポートは、
焦らず、冷静に、子どもの“今”を信じて見守ること。
そして、困っているときにはそっと寄り添い、手を差し伸べてあげることです。
以上!
京都市中京区のアイデア数理塾
油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けしました!
算数・数学好きあつまれ〜!
京の算数学 解答#1098
