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京の算数学問題#1076

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算数学コラム
こんにちは!京都市中京区で学習塾「アイデア数理塾」を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です。
「うちの子、褒めてもあんまり反応がない…」
「頑張ってほしいけど、どんな声かけが効果的なの?」
そんな悩みを持つ保護者の方は多いのではないでしょうか。
実は、褒め方ひとつで、子どもの自信や行動は大きく変わります。
長年塾で子どもたちと接する中で、私が特に効果を感じている「子どもの成長を促す褒め方」を3つに絞ってご紹介します。
1. できたことに注目!ポジティブな言葉が自己肯定感を育てる
褒めるときは、できるだけ「肯定的な表現」を使うことが大切です。
「〜しなかったね」という否定形ではなく、「〜できたね」という肯定形で伝えることで、子どもは「できた自分」に注目でき、自信が育まれます。
具体例
- 「お漏らししなかったね!」 → 「ちゃんとトイレでできたね!えらいね!」
- 「好き嫌いしなかったね!」 → 「全部食べられたね!すごいね!」
このように「できた行動」に焦点を当てて伝えることで、子どもはポジティブな体験として記憶に残しやすくなります。
特に苦手なことを頑張った時には、積極的に肯定的な声かけをしてみてください。
2. 「何がすごいのか」を伝えると子どもがもっと伸びる!
ただ「すごいね!」と言うだけでは、子どもには何が評価されたのか伝わりません。
褒めるときは、できるだけ具体的に伝えることがポイントです。
具体例
- 「宿題ができてすごいね!」 → 「算数の宿題、もう終わったの?!すごいね!」
このように「どの教科の、どの行動がすごいのか」を明確にすることで、子どもは「自分のどこがよかったか」を理解できます。
すると、「また同じように頑張ろう!」という気持ちが自然に生まれます。
他にも、
- 「字がきれいに書けたね!」
- 「昨日より計算が速くなったね!」
など、小さな変化にも具体的に気づいて伝えることが、子どものやる気を引き出します。
3. 叱ること=悪ではない。メリハリが子どもの理解を深める
褒めることが成長を促す一方で、必要に応じて「適切に叱る」ことも非常に重要です。
ただし、叱るときは感情的にならず、「なぜその行動がよくなかったのか」を具体的に伝えることがポイントです。
具体例
- 「走っちゃダメ!」 → 「廊下は危ないから、走ったらダメなんだよ」
また、言葉だけでなく表情や声のトーンで感情をしっかり伝えることも大切です。
特に小さな子どもは、言葉だけでなく非言語的なサインから大人の気持ちを読み取ります。
マスク生活の影響で表情を読み取る機会が減っている今、オーバーリアクション気味に伝えるのも効果的です。
叱ることでルールを学び、その後の「褒め」につなげると、子どもは良い行動を意識的に繰り返そうとするようになります。
今日からできる!子どもの成長を引き出す声かけ3つのポイント
- 肯定的な言葉で「できたこと」に注目する
- 「何がよかったのか」を具体的に伝える
- 叱るときは理由とセットで冷静に伝える
たったこれだけで、子どもとのコミュニケーションがぐっとスムーズになります。
褒め方と叱り方のバランスを意識することで、子どもたちは安心感の中でどんどん挑戦し、成長していけるのです。
この記事が、日々子育てに向き合うお母さん・お父さんの参考になれば幸いです。
以上、京都市中京区のアイデア数理塾
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