植物はなぜ光合成をするの!?小学生にもわかる植物のしくみ 京の算数学#1063

京の算数学問題#1063

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算数学コラム

こんにちは!京都市中京区で塾を運営しております、アイデア数理塾の油谷拓哉(ゆたに たくや)です!

みなさんは、「植物は光合成をして酸素を出す」って聞いたことがありますよね?

でも、こんなふうに思ったことはありませんか?

「光合成って、なんでそんなに大事なの?」
「どうして植物はわざわざ光を使って何かしてるの?」

今日はそんな疑問を、小学生でもわかるように、やさしく解説していきます!


植物の成長ってどうなってるの?

まずは、植物がタネから育っていく流れを見てみましょう。

1. 発芽(はつが)

タネにが加わると、目を覚まします。
このとき、「水・あたたかさ(温度)・空気」がそろっていないと芽が出ません!

芽が出ると、小さな根っこ(根毛)が出てきて、土の中から水や栄養を吸い始めます。

2. 幼苗期(ようびょうき)

芽が大きくなって「子葉(しよう)」という葉っぱが開きます。
ここで初めて光合成がスタート!

根っこはさらに土の中にのびて、しっかり水や栄養を吸収します。

3. 成長期(せいちょうき)

葉っぱがどんどん増えて、植物は大きくなっていきます。
この時期に光合成がさかんに行われて、植物の元気のもと(エネルギー)がたくさん作られます。

4. 花が咲き、実がなる

大人になった植物は花を咲かせます。
虫や風に助けられて受粉(じゅふん)すると、やがて実ができて、また新しいタネが生まれます。

光合成ってどんなしくみ?

では、ここからが本題です。
光合成(こうごうせい)とは、植物が光を使ってエネルギーを作るしくみのことです。

光合成では、次のようなことが起こります。

二酸化炭素(空気)+ 水 + 太陽の光 → 養分(グルコース)+ 酸素

このとき、植物は葉っぱにある「葉緑素(ようりょくそ)」というみどりの色素を使って、光をキャッチします。
この働きによって、植物は自分でごはん(=グルコース)を作って生きていけるんです!

光合成のしくみをもう少し見てみよう!

1. 光をあつめる

葉っぱが太陽の光をあびて、光エネルギーをキャッチ!
これがないと光合成は始まりません。

2. 水を分解する

植物の根から吸い上げたを使って、酸素エネルギーのもとを作ります。
酸素は植物に必要ないので、外に「ふーっ」と出されます。

3. 養分をつくる

二酸化炭素(CO₂)を取り込み、グルコース(ブドウ糖)という植物のごはんを作ります。
このグルコースが、成長のエネルギーになるんですね!

光合成をする理由って?

答えはとてもシンプルです。

植物が生きるため、自分でごはん(栄養)をつくるため!

人間や動物は、ごはんを食べたり飲み物を飲んだりして生きていますが、植物は口がありませんよね?

その代わりに、光合成で自分の体の中で栄養をつくっているんです。

つまり、光合成は植物が生きるためにぜったい必要なしくみなんですね。

「酸素を出す」って、人のためなの?

よく「植物は酸素を出してくれるから、地球にいいんだよ!」って言いますよね?

でも実は、植物は人間のために酸素を出しているわけじゃないんです。

光合成で自分の栄養をつくるときに、「ついでに」酸素ができて、それが空気中に出ているだけなんですね。
でもそのおかげで、私たちは酸素をすって生きていけるんです。

地球って、すごい仕組みでできていますよね!

まとめ:光合成は植物が生きるための魔法!

  • 植物は光合成を使って、自分のエネルギー(栄養)をつくっています
  • 光合成には水・二酸化炭素・光が必要!
  • 光合成でできた酸素のおかげで、私たちも生きていける!

こうして考えると、植物ってただ「そこに生えているだけ」じゃないんですね。

実は、生きるためにすごいしくみを持っているんです!

自然の仕組みを知ると、身のまわりの世界がちょっと違って見えるかもしれませんよ。

以上、京都市中京区のアイデア数理塾、油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けしました!

理科も好きになってくれる子が増えると嬉しいです!

理科好き、算数好き、あつまれ〜!

京の算数学 解答#1063

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