数学コラムの目次
京の算数学問題#1051


アイデア数理塾はこちら
算数学コラム
こんにちは!京都市中京区で学習塾「アイデア数理塾」を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
今日は、小学生の理科の授業や自由研究にもぴったりのテーマを紹介します。
「山の水ってどうしてきれいなの?」「そのまま飲んでも大丈夫なの?」
山で見かける湧き水(わきみず)や川の水は、とても透明できれいに見えますよね。
でも、それをそのまま飲んでも安全なのでしょうか?
この記事では、山の水がきれいな理由と、飲めるのかどうかの注意点を、小学生にもわかりやすく解説します!
山の水がきれいな理由とは?~自然のろ過そうち~
山の水がきれいに見えるのには、ちゃんとした理由があります。
それは、自然の「ろ過(フィルター)」のしくみが働いているからです。
● 雨水が土や岩にしみこむ
雨が山に降ると、地面にしみこんでいきます。このとき、水は土や岩のすきまを通っていきます。
この土や岩は、まるで**フィルター(こしき)**のように働き、水の中のゴミやよごれを取りのぞいてくれます。
● 土の中の小さな粒や微生物
土の中には、目に見えないほど小さな粒子(りゅうし)や微生物(びせいぶつ)もあります。
これらも水をきれいにする手助けをしてくれます。
● 水が流れているから新鮮
山の水はとまることなく流れ続けているので、よごれや細菌(ばいきん)がたまりにくいです。
これも水がきれいに保たれる理由です。
山の水はそのまま飲んでも大丈夫?〜目に見えないキケン~
ここが大事なポイントです。
見た目がきれいでも、山の水をそのまま飲むのは危ないことがあります!
● ばい菌や寄生虫がいるかも…
山の水の中には、目では見えない細菌(さいきん)や寄生虫(きせいちゅう)がいることがあります。
それをそのまま飲んでしまうと、お腹をこわしたり、熱が出たりすることがあります。
● 化学物質がまざっている場合も
近くに畑やゴルフ場があると、農薬や化学肥料が水にしみこんでいることもあります。
自然の水=安全、というわけではないんです。
湧き水を安全に飲むには?
どうしても山の湧き水を飲みたいときは、安全に飲めるかどうかを確かめることが大切です。
- 自治体(じちたい)が「水質調査(すいしつちょうさ)」をして、安全と確認されている場所の水を使いましょう。
- 自分でくんできた水は煮沸(しゃふつ)消毒(しっかり沸とうさせて殺菌)することが必要です。
- 市販のミネラルウォーターは消毒・検査済みなので安心です。
小学生の理科にピッタリ!水のろ過と自然のしくみを学ぼう
今回のお話は、小学校理科の単元「水の流れとろ過」「自然のしくみ」「水の利用」などの学習にもぴったりです。
- 水がきれいになる仕組み
- 水を安全に使うための方法
- 見た目ではわからない水の中の成分
これらはすべて、理科的な観察力と考える力を育てるテーマです。
まとめ:山の水はなぜきれい?飲んでも大丈夫?
質問 | 答え |
---|---|
山の水はなぜきれい? | 土や岩のフィルター効果+流れがあるから |
飲んでもいいの? | 基本はNG。ばい菌や化学物質のリスクあり |
安全に飲むには? | 自治体の確認・煮沸消毒・市販水を使うこと |
自然の水はとても美しく、私たちにとって大切な資源です。
でも、「きれいに見える=飲んでも大丈夫」ではないことを、理科の視点からしっかり理解しましょう!
以上、京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けしました!
理科をもっと楽しく、もっと身近に!
次回も「身近な理科のふしぎ」について、わかりやすく解説していきます!
京の算数学 解答#1051
