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京の算数学問題#1034

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算数学コラム
みなさんこんにちは!
京都市中京区で塾を運営しております。
アイデア数理塾の油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
突然ですが、算数の“ひらめき力”とは何だと思いますか?
それは、ただ計算が速くなることではなく、
問題解決に向けた柔軟な思考やアイデアを生み出す力です。
この力を育てると、算数の成績向上だけでなく、
日常のちょっとした場面でも「考える力」が活きてきます。
今日は、算数のひらめき力を鍛える具体的な方法についてお伝えします!
1. パズルやクイズで楽しみながら鍛える
ひらめき力は、楽しみながら伸ばすのが一番!
以下のようなパズルやゲームで、自然と思考力が磨かれます。
● ナンプレやクロスワード
数字の配置や言葉のヒントから答えを導くこれらのパズルは、論理的な思考を鍛えます。
書店でも手軽に手に入りますので、ぜひチェックしてみてください。
● 魔法陣や図形パズル
縦・横・斜めの合計が同じになる「魔法陣」や、図形を組み合わせるパズルは、空間認識力と柔軟な発想を育てます。
算数の問題がちょっと苦手な子にも、入りやすいアプローチです。
● 計算タイムアタック
制限時間内での計算チャレンジは、集中力と瞬発的な判断力を養います。
ゲーム感覚で取り組むことで、算数がもっと楽しくなりますよ!
2. 日常生活で算数を活用する
ひらめき力は机の上だけで育つものではありません。
日常の「なんでだろう?」をチャンスに変えることが大切です。
● 買い物の計算
お釣りや割引の計算は、暗算や概算力を高めます。
● 料理のレシピ調整
2人分のレシピを3人分に変えるなど、割合や比を使った応用ができます。
● 旅行の計画
距離・時間・交通費を考えることで、単位換算や速さの理解が深まります。
\ポイント/
「どうやって計算してるの?」と子どもに聞いてみること。
自分で考えて話すことで、ひらめき力がさらに育ちます!
3. 問題解決の「5ステップ」を意識しよう
算数の問題を解く時、以下のステップを踏むことで、
考えるクセ=ひらめき力が自然と身につきます。
- 問題を読む
何が問われているのかを正確に把握します。 - 情報を整理する
必要な数字・条件を抜き出し、整理します。 - 計画を立てる
どんな手順で解くかを考えます。 - 計算する
計画に沿って解きます。 - 答えを見直す
ミスがないか、条件に合っているか確認します。
これは社会人がよく使う「PDCA(計画→実行→評価→改善)」の考え方にも似ています。
子どものうちからこの流れを習慣にしておくと、算数以外にも役立ちます!
4. 多角的に考えるクセをつける
ひらめきは、「ひとつの考え方」にとらわれないことから生まれます。
● 図を描いて考える
図を描くことで、情報が視覚化され、新しい発見がしやすくなります。
● 具体例に置き換える
「抽象的な問題」を「身近な例」に置き換えると、ぐっと理解が深まります。
● 逆算してみる
「答えから逆に考える」ことで、別の道筋が見えることもあります。
5. グループ学習で新しい視点を得る
他の人と一緒に学ぶことで、自分一人では思いつかない新しい発想に出会えます。
● ディスカッション
答えや考え方を話し合うことで、「そんな考え方があるのか!」という気づきがあります。
● 共同作業
協力して問題を解く中で、お互いの強みやアイデアを共有できます。
\おすすめ/
親子で算数パズルに取り組むのも◎
子どものひらめき力が育つだけでなく、心のつながりも深まります。
まとめ:ひらめき力は「習慣」で育つ!
算数のひらめき力は、特別な才能ではありません。
日々の遊びや生活の中で、「考える習慣」をコツコツ積み重ねることが何より大切です。
「これってどうやったら解けるんだろう?」
「違う方法でも解けるかな?」
そんなふうに楽しみながら、子どもたちの“ひらめき力”を一緒に育てていきましょう!
以上!
京都市中京区のアイデア数理塾、油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けしました!
算数好きあつまれ〜!
京の算数学 解答#1034
