小学2年生のつまずきやすい単元とその対策 京の算数学#1005

京の算数学問題#1005

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算数学コラム

みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です。

小学2年生は、算数において「基礎力を完成させる」学年です。
1年生で身につけた数の概念や簡単なたし算・ひき算を土台にして、2年生ではより高度な計算や概念の理解が求められるようになります。

特に九九繰り上がり・繰り下がりを伴う筆算、そして時間・長さ・かさといった単位の理解が2年生の重要な学習ポイントです。
これらをしっかりと理解しておかないと、3年生以降のかけ算・わり算や小数、単位換算でつまずいてしまう可能性が高くなります。

「2年生の算数の壁」をどうやって乗り越えるかは、子どもの将来の算数力に大きな影響を与えます。
そこで今回は、2年生が特につまずきやすい単元について、具体的な指導法や家庭での取り組み方を詳しく解説します。


1. 九九を身につける

九九は「完全にマスターする」ことが目標

2年生最大の関門が「九九」です。

九九をしっかり覚えられなければ、3年生以降に登場する「割り算」「小数」「分数」などの影響が出ます。
また、小学5年生になって小数のかけ算や割り算でつまずく原因を探ると、「九九が正確に言えない」というケースが少なくありません。

今のうちに繰り返し練習をしましょう!

九九を身につけるために重要なこと

九九を覚える際に重要なのは、「理屈よりリズム」です。
掛け算の意味を理解することも大切ですが、九九の場合はまず「リズムや音」で覚えることが効果的です。
音読やリズムに乗せて覚えることで、体に九九が染み込んでいきます。

つまずきポイント

一部の段が定着していない(特に7の段や8の段)
スラスラ言えるが、計算に応用できない
「6×8」と「8×6」を混同する

対策

  • 九九カードアプリを使って、クイズ形式で練習
  • 九九をリズムに合わせて音読する(「にいちがに、ににんがし」)
  • 「さかさま九九」を取り入れる(6×8だけでなく8×6も言えるようにする)
  • 苦手な段を重点的に強化する(部分的な定着を図る)

おすすめアプローチ
九九カードを作って、親子で「クイズ大会」をするのも効果的です。
「6×7は?」「7×6は?」と変則的に問題を出すことで、九九がより強く定着します。


2. たし算・ひき算の暗算と筆算

暗算力は「ワーキングメモリ」と「マルチタスク力」がカギ

2年生では「たし算・ひき算」がくり上がり・くり下がりを伴うようになります。
この段階で計算力をしっかりと固めておきましょう!
3年生以降に登場する「桁の大きな筆算」「小数の計算」につながります。

また、暗算力の発達には「脳の働き」が密接に関係しています。
数字を「記憶」しながら「操作」するためには、ワーキングメモリマルチタスク能力が必要です。

つまずきポイント

繰り上がりや繰り下がりが理解できていない
暗算で間違える→筆算を嫌がる
暗算ができないため、スピードが遅くなる

対策

  • まず筆算でしっかり桁を理解 → 暗算に移行する
  • 「十のまとまり」を意識(5+6=10+1のように、10のかたまりを考える)
  • 「逆思考」でトレーニング(11−6=? → 6+?=11)

おすすめアプローチ
繰り上がりや繰り下がりを「タイル」や「おはじき」で再現して、実感を持たせるのが効果的です。
「1を繰り上げるってどういうこと?」と問いかけながら進めましょう。


3. 時間・長さ・かさの単位

単位の概念を体感でつかむ

「時間」「長さ」「かさ」の単位は、2年生で初めて本格的に登場します。
特に「mとcm」「LとmL」など、単位換算が必要な問題はつまずきやすいポイントです。

つまずきポイント

1m=100cm、1L=1000mL などの関係を理解できていない
長さやかさを「体感」できていない
「何倍」「何分の1」の考え方が難しい

対策

  • 身の回りのものを単位換算(ペットボトル=500mL、ランドセルの長さ=40cmなど)
  • 実際に測る(メジャーで長さを測る、コップで水を量る)
  • 「倍」や「分ける」概念を繰り返し確認

おすすめアプローチ

  • 500mLのペットボトルを2本使って「1Lになるね」など、実物を活用する
  • 「30cmは1mの何分の1?」とクイズを出して応用を促す
  • ご飯を一緒に作るとき牛乳パックや計量カップ等でお手伝いをしてもらう

まとめ

小学2年生の算数は「九九」「たし算・ひき算」「単位の理解」の3つがカギとなります。

  • 九九はリズムに乗せて音で覚える
  • 繰り上がり・繰り下がりは、筆算を通じて理解
  • 単位は「実際に測る」ことで体感から理解

「理解できていない部分を見つけて修正する」ことが、2年生の学習を成功させるポイントです。
親子で一緒に楽しみながら、基礎を固めていきましょう。

京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!

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