京の算数学問題#962
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。
油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
みなさんは、2022年から全国の高校で金融教育が義務化されたことをご存知でしょうか?
実は、金融教育の重要性が学校現場で議論され始めたのは2005年のこと。
では、なぜ今になって金融教育が義務化されたのでしょうか?
今回は、金融教育の基本と、小学生からできる学びについてわかりやすく解説していきます!
金融教育とは?
金融教育とは、お金の仕組みを学び、社会の中で賢く生きる力を育む教育です。
具体的には、次のような力を養うことが目的とされています。
- 自立する力(お金を管理し、計画的に使う力)
- 社会との関係を理解する力(税金や経済の仕組みを知ること)
お金は生きていくうえで必要不可欠なものです。
しかし、日本では金融教育が遅れており、多くの人が社会に出るまでお金の管理方法を学ぶ機会がありませんでした。
なぜ金融教育が高校で義務化されたの?
金融教育が義務化された背景には、次のような社会の変化があります。
① 成人年齢の引き下げ(2022年~)
2022年4月から、成人年齢が18歳に引き下げられました。
これにより、18歳でも**クレジットカードの契約や投資(NISA)**などが可能に。
しかし、お金に関する知識がないと、借金や詐欺などのトラブルに巻き込まれるリスクも増えます。
② 少子高齢化と将来の資産形成
公的年金だけで生活するのが難しくなり、早いうちから資産を増やす知識が求められる時代になりました。
そのため、「お金を貯める」「投資をする」といった金融リテラシーを育てる必要が出てきたのです。
③ 日本の金融リテラシーは世界と比べて低い
日本では、「お金の話をするのはタブー」という文化があり、金融知識が低いと指摘されています。
例えば、金融教育が進んでいるアメリカでは、学校で「投資」や「家計管理」を学ぶのが一般的です。
高校の金融教育で学ぶ4つの分野
高校では、4つのテーマで金融教育を学びます。
① 生活設計・家計管理
- 収支のバランスを考える
- 貯金や支出の計画を立てる
- ライフプラン(将来の働き方や生き方)を考える
② 金融や経済の仕組み
- お金の流れや市場の働きを知る
- インフレ・デフレが生活に与える影響を学ぶ
③ 消費生活・金融トラブルの防止
- クレジットカードの仕組み
- 投資詐欺やマルチ商法の手口を知る
④ キャリア教育(働くことの意義)
- 収入と支出の関係を理解する
- 労働の権利や法律について学ぶ
小学生からできる金融教育とは?
高校で本格的に金融教育が始まりますが、小学生のうちからできることもたくさんあります!
① お小遣い管理をさせる
毎月決まった金額を渡し、「どう使うか?」を考えさせることが大切です。
「欲しいものはすぐに買わずに、お金を貯めて買う」という経験をさせるのも良いですね!
② お金の流れを知る
子どもに「水道代や電気代はいくらかかっているのか?」を話してみるのもおすすめです。
また、スーパーで「1,000円で買えるものは何か?」を考えさせると、お金の大切さが実感できます。
③ 家計簿をつけてみる
お小遣い帳の延長で、「今月の収入と支出を記録する」という習慣をつけるのも◎。
最近では、小学生向けの「うんこドリル金融」などの教材もあるので、楽しく学ぶのも良いですね!
まとめ|金融教育で「生きる力」を育てよう!
お金の知識は、社会に出たときに必ず役立ちます。
高校での義務教育化をきっかけに、小学生のうちからお金の管理を学ぶことも大切です!
家庭でもできる小さなことから、ぜひ始めてみてくださいね!
以上!京都市中京区のアイデア数理塾、油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!
京の算数学 解答#962
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