京の算数学問題#954
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
子どもたちは日常のほとんどを学校で過ごします。
その中でも特に影響力が大きいのが学校の担任の先生です。
よくあるご相談の一つに「担任の先生との相性問題」があります。
「先生がイヤ」「先生に無視される」など、子どもが担任の先生に対して不満を口にしたとき、保護者としてどのように対応すればよいのでしょうか?
今回は、子どもの気持ちを大切にしながら、適切に対処する方法をお伝えします。
対応① まず子どもの気持ちを聞いてあげよう
子どもが「先生が嫌い」と言うからには、必ず何かしらの理由があるはずです。
いきなり「先生の悪口を言ってはいけない!」「先生はいい先生だよ!」と話を遮ってしまうと、子どもは「どうせ言っても無駄だ」と感じ、気持ちを閉ざしてしまうことがあります。
まずはアドバイスや励ましをする前に、「なぜそう思ったのか」「何か具体的にあったのか」を丁寧に聞く機会を作りましょう。
この段階では、子どもの言葉を否定せず、共感しながら耳を傾けることが大切です。
対応② 保護者の意見を伝え、対話を大切にしよう
子どもの話をじっくり聞いたら、次に「お母さん(お父さん)はこう思うけれど、あなたはどう思う?」と意見を伝えながら対話をしてみましょう。
例えば、
- 「それなら先生に直接相談しようか?」
- 「もしかすると、あなたの行動をこう変えれば、先生の対応も変わるかもしれないね」
といった形で、子どもが自分の考えを深められるように促すのがポイントです。
大事なのは、親の意見を押しつけるのではなく、「私はこう思うけど、あなたはどう感じる?」と対話を通して考えさせることです。
対応③ 学校と協力体制を築こう!
子どもの気持ちを受け止めつつ、決してやってはいけないのが、学校の先生を一方的に批判することです。
親が「先生はダメだ」「あの先生はひどい」と否定的な言葉を使うと、子どもも先生を信頼できなくなってしまいます。
学校にはさまざまな先生がいるため、担任の先生と相性が合わなくても、ほかの先生との関係が良好になるケースも多くあります。
そのため、学校側と良い関係を築き、相談ベースでのコミュニケーションを大切にしましょう。
例えば、
- 担任以外の先生にも相談する
- 学校全体のサポート体制を確認する
- 必要であれば保護者会や面談を活用する
など、冷静に状況を整理しながら、協力関係を築いていくことが重要です。
まとめ:相性問題を責めず、成長の機会にしよう
人には必ず相性があります。
親子間ですら相性の良し悪しがあるのですから、当然先生との間にも合う・合わないが生じることもあります。
しかし、社会に出ても同じように相性の問題はつきものです。
そのため、子どもには「1人の先生と合わないからといって、学校全体が嫌なわけではない」と伝え、「相性の良い先生やクラスメートも必ずいる」という視点を持たせることが大切です。
そうした視点が、子どもの成長や適応力を養う大きな力になります。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾、油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けしました!
算数好きあつまれ〜!
京の算数学 解答#954
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