京の算数学問題#930
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算数学コラム
こんにちは!京都市中京区で学習塾を運営している油谷拓哉(ゆたに たくや)です。
算数や数学の公式がなかなか覚えられない…そんなお悩みを持つお子さん、そしてその保護者の方は多いのではないでしょうか?
公式は問題を解く上で重要なツールですが、単に暗記するだけでは忘れやすく、効果的な使い方が身につかないことも。
そこで今回は、算数・数学の公式を効率よく覚え、長く使えるようにする方法をお伝えします!
1. 公式の種類と目的を理解する
数学の公式には、いくつかの種類があります。
- 計算を速くするための公式(例:因数分解や展開の公式)
- 図形の面積や体積を求める公式(例:三角形の面積や円の面積)
- 応用的な公式(例:ピタゴラスの定理や相似比を用いた公式)
公式には、それぞれ作られた意図や目的があります。公式を覚える際には、「この公式は何のために使うのか?」を考えることが重要です。
たとえば、三角形の面積を求める公式(底辺×高さ÷2)は、「三角形が平行四辺形の半分だから」という成り立ちを知ると、使い方がイメージしやすくなりますよね。
公式の目的を考えることで得られる効果
- 使いどころが分かりやすくなる
- 応用問題での使い方に迷わない
- 記憶に残りやすい
単なる丸暗記ではなく、公式の背景を知ることで、算数や数学の学習がぐっと楽しくなります!
2. 公式の成り立ちを考えてみる
公式の成り立ちを知ることも、記憶を定着させるための効果的な方法です。
たとえば、三角形の面積を求める公式「底辺×高さ÷2」は、平行四辺形の面積(底辺×高さ)の半分であることから導かれています。
このように、公式がどのように作られたのかを理解すると、自然と公式が頭に残りやすくなります。
また、公式の派生関係を学ぶのもおすすめです。
たとえば、円の面積公式(半径×半径×π)から、扇形の面積公式(1/2 × 中心角 × 半径²)を導き出すといったプロセスを学ぶと、公式の関連性が理解しやすくなります。
3. 忘れたときが覚え直しのチャンス!
人間は忘れる生き物です。だからこそ、「あれ?あの公式なんだったかな?」と思ったときが、記憶を定着させるチャンス!
効率的な覚え直しのコツ
- 公式を調べ直す
教科書やノートを見返して公式を確認しましょう。忘れたタイミングで復習することで、記憶が強化されます。 - 短時間でも問題集の解説を読む
毎日算数や数学の勉強時間を確保するのは難しいかもしれません。それでも、解説を10分程度読むだけでも効果があります。短時間でも公式に触れる機会を増やすことがポイントです。
4. 定期的な問題演習がカギ
どんなに効率的に覚えた公式でも、実際に使わなければ定着しません。問題演習を通じて、公式を使う感覚を養いましょう。
問題演習のポイント
- 1週間に1回は復習する
公式を使った問題を解く時間を定期的に設けることで、忘れにくくなります。 - バリエーション豊富な問題に挑戦する
同じ公式でも、異なるタイプの問題で練習することで、応用力が身につきます。
公式を繰り返し使うことで、自然と記憶に定着し、問題を解くスピードもアップします。
まとめ:公式を楽しく覚えて算数・数学を得意科目に!
算数や数学の公式を覚えるためには、ただ暗記するだけでなく、公式の目的や成り立ちを理解し、実際に使う経験を積むことが重要です。
今回ご紹介した方法を試していただくことで、お子さんの数学のスキル向上につながるはずです。学習は楽しむことが一番の近道!ぜひ、公式を覚えるプロセスを親子で楽しんでくださいね。
以上、京都市中京区のアイデア数理塾、油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けしました!
算数好き、あつまれ〜!