京の算数学問題#890
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算数学コラム
こんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております、ゆたにたくやです。
今回は、保護者の皆さんからよくいただくご相談、「うちの子、ケアレスミスが多くて困っているんです…」というお悩みにお答えします。
小学生から中学生にかけて特に多い、計算ミスや符号のつけ忘れ、問題文の読み間違いなどのケアレスミス。これらの原因は何なのか?また、どうやったら改善できるのかをわかりやすくご説明します!ぜひ参考にしてみてください。
ケアレスミスの主な原因
1. 思い込みや焦り
多くの子どもがケアレスミスをする原因は、「こうあるべきだ」という思い込みや、焦りからくるものです。
例えば、掛け算の単元を学習しているときに割り算の問題が出ると、頭が混乱してしまい、正しい計算にたどり着けないことがあります。また、「簡単な問題だから大丈夫」と油断してしまい、見直しをしないままミスをしてしまうこともあります。
2. 視力や眼の動きの問題
最近では、タブレットやスマホの普及により、視力低下や眼の疲れを訴える子どもが増えています。
目の筋肉が固まると、文字や数字を見間違えやすくなり、結果としてケアレスミスが増えるのです。乱視や遠視、近視などの視覚的な問題が影響している場合もあります。
3. ノートの取り方や整理力の不足
ノートを上手に取る力や、情報を整理する力が不足している場合も、ケアレスミスにつながります。
重要なポイントを自分で見つけられないと、問題を解く際に何をすべきか分からず混乱してしまいます。また、ノートが雑だと、見直しの際に間違いを見つけることが難しくなります。
ケアレスミスを減らすための具体的な方法
1. 思い込みを減らす「後出しジャンケン」ゲーム
思い込みを和らげるのに効果的な遊びが「後出しジャンケン」です。ただし、普通の後出しではありません!
ルールは「負ける手を出すこと」。例えば、相手が「グー」を出したら、自分は「チョキ」を出します。
このゲームでは、普段とは違う思考を求められるため、頭が一時的に混乱します。この混乱を繰り返すことで、思い込みから素早く冷静な判断に切り替える力を鍛えられます。
家族で楽しくできるので、ぜひ試してみてください!
2. 眼を守る!簡単な眼のエクササイズ
ケアレスミスの大きな要因の1つである視力や眼の疲れを改善するためには、日々のエクササイズが重要です。以下の方法を1日1~2分程度取り入れてみましょう。
- ヘッドスウィング
頭を左右にゆっくりと動かしながら、目を動かさずに一点を見つめるエクササイズ。眼の筋肉がリラックスします。 - 目跳ばし運動
ペンや指先を目の前に置き、それを遠ざけたり近づけたりしながら目で追う運動。
近くと遠くを交互に見ることで、ピント調節能力が鍛えられます。
どちらも負担の少ない運動なので、無理せず楽しく続けてみてください。
3. ノートの取り方を見直そう!
ノートを上手に取ることは、ケアレスミスを防ぐだけでなく、学力向上にもつながります。
以下の3つのポイントを意識しましょう。
- 色分けを活用する
問題文や計算式の重要な部分を色ペンでマークすることで、視覚的に整理しやすくなります。 - 余白を多く取る
ぎっしり詰めたノートは見直しがしにくく、間違いを見つけにくいです。
余白を十分に取り、後から書き込めるスペースを作りましょう。 - 間違いを消さずに残す
間違いを消してしまうと、何が原因でミスをしたのかが分からなくなります。
間違った部分を横線で消して残すことで、次回の見直しに役立ちます。
ケアレスミスを減らすために家庭でできる工夫
- 問題を音読させる
問題文を声に出して読ませることで、読み飛ばしや思い込みによるミスを防ぎます。 - タイマーを活用する
計算練習などにタイマーを使い、適度な緊張感を与えることで集中力を高めることができます。 - ミスをポジティブに捉える
ケアレスミスを責めるのではなく、「次はここを気をつけよう!」と前向きに考えさせることで、子どものモチベーションを保ちましょう。
最後に
ケアレスミスはどの子どもにも起こり得るものです。
大切なのは、その原因を正しく理解し、適切な方法で改善していくこと。
今回ご紹介した「後出しジャンケン」や「眼のエクササイズ」、そして「ノートの取り方の見直し」などは、どれも簡単に取り組める方法です。
ぜひ、日々の学習に取り入れてみてください!
子どもたちがケアレスミスを克服し、成績が向上することを心から願っています。
以上、京都市中京区のアイデア数理塾、ゆたにたくやがお届けしました!
お気軽にご相談くださいね!
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