偏差値を効率よく上げる勉強法!問題集の使い方のポイントとは? 京の算数学#879

京の算数学問題#879

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算数学コラム

みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!

数学を学ぶ生徒を見ていると、偏差値がなかなか上がらない理由にはある共通点があることに気づきます。
それは、「すべてを自分で解こうとしている」姿勢です。 

この姿勢そのものは悪いことではありませんが、効率の観点では改善が必要です。

限られた時間で最大限の成果を上げるためには、問題集や解答解説、教科書を上手に使い分けることが重要です。

本記事では、偏差値がぐっと上がる勉強法のポイントについて詳しく解説していきます。

偏差値が上がらない生徒の特徴:自分で全部解こうとする

偏差値が伸び悩む生徒の多くは、「自力で問題を解かなければならない」と考え、答えを見ることを避けがちです。

学校の課題や問題集に全力で向き合うのは素晴らしい姿勢ですが、効率を無視してしまうと学習量が不足します。 

たとえば、1日の勉強時間は24時間で限られています。

その中で長時間同じ問題に悩んでしまうと、結果的に他の問題に取り組む時間が減り、学習全体の質が下がります。 

一方、偏差値を効率よく上げる生徒は、問題集や解答解説を上手に活用し、効率的な学習を進めています。

その共通点を以下で詳しく説明します。

効率的な学習法の第一歩:「答えを見ること」を恐れない

まず覚えておきたいのは、「答えを見て良い」ということです。

答えを見ることは決してズルではなく、正しい方法で行えば学習効率を大幅に向上させます。 

答えを見ることが苦手な理由

多くの生徒は、「答えを見る=不正」というイメージを持っています。

これは、小学校や中学校で、先生が丸つけをしてくれる環境が原因です。

答えを自分で確認する機会が少ないため、「答えを見るのは悪いこと」という先入観が生まれてしまいます。

ですがそれは答えを丸々写した場合のみに当てはまる事で、解説を読み理解することはむしろ勉強には必須なんです。

答えの使い方を工夫しよう

もちろん、解答をそのまま写すことは意味がありません。

しかし、わからない問題に何十分もかけるよりも、解答解説を読んで「なぜこうなるのか」を理解した方が圧倒的に効率的です。

段階を踏んで解いていくのが成功の鍵

効率的に学ぶためには、次の3つのステップを意識しましょう。

1. まずは解答解説を活用する

問題を解く際に、「どうしても解けない」と感じたら、すぐに解答解説を見ましょう。

長時間悩むよりも、解き方や考え方を理解することが優先です。

2. 時間を決めて考える

いきなり全ての問題を自力で解こうとするのではなく、「5分間考える」など時間を区切りましょう。それでも解けなければ、次に進むか答えを確認します。

3. 再チャレンジする

答えを見て理解した問題は、少し時間をおいてもう一度解き直します。

これによって、本当に理解できているかどうかを確認できます。 

このステップを繰り返すことで、確実に問題が解ける力が身についていきます。

偏差値アップのカギは「教材の使い分け」

偏差値が伸びる生徒は、教科書・問題集・解答解説の3つを効果的に使い分けています。

それぞれの役割を理解し、バランスよく活用しましょう。

教科書

教科書は基礎を学ぶための重要な教材です。 

公式の成り立ちや基礎原理を理解するために使います。 

簡単そうに見える例題や練習問題も、軽視せず丁寧に取り組みましょう。 

問題集

問題集は実践力を養うために使います。 

1冊を3周解くことを目標にしましょう。
同じ問題を繰り返すことで、解法が自然と身につきます。 

難易度の高い問題は、初めから飛ばすのではなく「考えた後に解答解説を見る」というルールを守りましょう。 

解答解説集(参考書類)

解答解説は、わからない部分を補うために活用します。 
重要な部分にはマーカーを引くなどして、後で振り返りやすくするのがおすすめです。 

特に解説が長文の場合、要点をまとめることで効率よく復習できます。

「わかったつもり」を防ぐ工夫が大切

解答解説を使った学習には1つだけデメリットがあります。

それは、「できた気になること」です。 

解答を見た直後は理解しているつもりでも、実際のテストでは解けないことがあります。

この「わかったつもり」を防ぐために、次のような工夫をしましょう。

解説を読んで理解したら、その場で解き直す

一度解いた問題を、数日後にもう一度解く 

これを習慣化することで、本当の意味での理解力が身につきます。

毎日の積み重ねが偏差値を上げる

数学の学習は、地道な繰り返しが最も重要です。

解答解説を活用しながら問題集や教科書を何度も繰り返すことで、着実に力がついていきます。 

効率を意識しながらも、基本を疎かにしない姿勢が偏差値40から60、さらにはそれ以上への道を切り開きます。

まとめ:効率を上げて偏差値を伸ばそう

偏差値を効率よく上げるためには、以下のポイントを意識しましょう。

1.答えを見ることを恐れない

わからない問題は解答解説を活用し、効率よく学びましょう。

2.段階を踏んで問題を解く

時間を区切って考え、最終的に何も見ずに解けるようになることを目指します。

3.教科書・問題集・解答解説を使い分ける

基礎から応用までバランスよく学習を進めましょう。

これらを日々の学習に取り入れることで、確実に偏差値アップが実現します。

以上、京都市中京区のアイデア数理塾、油谷がお届けしました! 

無料見学会や個別相談も随時受付中ですので、お気軽にお問い合わせください。 

成績向上を目指す全ての生徒を全力でサポートします!

京の算数学 解答#879

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