京の算数学問題#848
アイデア数理塾はこちら
算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
「指定校で大学へ行きたいからレベルを下げた高校受験をする」という進路選択は、1つの選択肢です。個人的には、この選択自体は悪くないと思いますが、注意が必要です。特に、指定校推薦が簡単に取れると誤解している人がいることも事実です。どんな進路にもメリットとデメリットがあるので、それらを理解した上で慎重に決定することが大切です。
指定校推薦とは?
指定校推薦とは、高校での成績に基づき、学校からの推薦を受けて受験する大学入試制度です。
主に私立大学で行われ、成績やその他の条件に応じて選考されます。
1年生から3年生の1学期までの評定平均が基準になり、志望者は校内選考を経て推薦を得ることができます。入試内容は小論文や面接が多く、評定基準として3.8以上や英語4.0以上など、特定の科目の成績条件が課せられる場合もあります。
校内選考は6月から8月にかけて行われ、推薦生徒が9〜10月ごろには決定し、合否結果は12月までにはわかります。
指定校推薦のメリット
指定校推薦の最大のメリットは、推薦がもらえれば非常に高い確率で合格できる点です。
志望する大学に、一般入試よりも早い時期に合否がわかるので、受験のストレスも減ります。また、受験費用も少なく抑えられ、成績が校内基準によるので、場合によっては自分のレベルよりも高い大学に進学することも可能です。
指定校推薦のデメリット
一方で、指定校推薦は専願受験のため、一度合格すると辞退することができません。
さらに、大学の選択肢が限られており、特定の大学が指定校に含まれるかは年によって異なるため、不確実な部分が多いです。
特に人気のある大学では校内選考の競争率が高く、基準を満たしていても推薦を受けられないことがあります。
指定校推薦狙いで高校を選ぶリスク
私の友人も「指定校推薦で同志社大学に行きたい」と考えて、高校選びをしました。
彼は高校時代、成績をしっかりキープしていたのですが、3年生になって発表された指定校推薦の一覧には、志望大学の推薦がありませんでした。
彼は非常にショックを受けていました。
このように、指定校推薦は年ごとに条件が変わることが多いため、それに頼りすぎるのはリスクが高いです。
指定校推薦に固執せず、一般入試に対応できる学力を身につけておくことが重要です。
結論
進路選択は慎重に考えるべきです。
指定校推薦も良い選択肢ですが、それだけに頼るのではなく、一般入試に対応できる準備もしておくことが大切です。
指定校推薦を取れる可能性がある状態を維持しながらも、万全の態勢で一般入試に挑むことが、成功への最良の道です。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!