京の算数学問題#846
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
受験合格を目指す上で、自宅学習は欠かせない要素です。
特にコロナ禍以降、学習環境が大きく変わり、塾や学校に頼らず自宅でいかに効率よく勉強するかが、合格のカギとなりました。
自習室が使えなくなり、家での勉強に適応できなかった生徒たちが多くいましたが、その中で家庭学習を上手に取り入れ、見事に第一志望校に合格した生徒たちもいます。
本記事では、家庭学習を効果的に進めるための方法を、成功例に基づいて詳しく解説していきます。ポイントは「環境の整備」「時間管理」「目的意識」です。
1. 自分に合った環境を整える
まず最初に、自宅学習の環境を整えることが重要です。
一見単純なようですが、自分に合った環境を作ることは集中力や持続力を大きく左右します。
たとえば、私自身はテレビの音が少し聞こえるリビングで勉強する方が集中できましたが、静かな図書館やカフェでは逆に落ち着きませんでした。このように、最適な学習環境は個人差があります。
ある生徒は、自分の勉強机の上に必要なものだけを置き、他の物はすべて片付けていました。
付箋にやるべきタスクを書いて、完了するたびにその付箋をはがすという方法を取り入れ、視覚的に達成感を感じることでモチベーションを保っていました。
こうした視覚的なアプローチが効果的なタイプもいれば、逆に一定の雑音があった方が集中しやすい人もいます。
いくつかの環境を試してみて、自分に合う方法を見つけることが大切です。
驚くほど集中力が増し、勉強の進み具合も良くなった生徒の例は数多くあります。
自宅学習の成功はまず環境の整備から始まります。
2. タスク管理より「時間管理」を徹底する
次に、効果的な自宅学習には時間管理が必要不可欠です。
よく「今日は英語の文法をマスターする!」といったタスクベースの学習計画を立てる人がいますが、これは効率的とは言えません。
なぜなら、時間に追われてタスクを終わらせようとすると、他の教科に割く時間が足りなくなってしまうからです。
学校や塾の授業も、時間が決まっていて、その時間内で進めることが基本です。
同じように自宅学習でも、「1時間でこれだけやる」と時間で区切ることが重要です。
仮に予定した内容が終わらなくても、時間がきたら一旦区切る勇気を持つことが効率を高めるカギとなります。
以前、どうしてもタスクが終わらないと感じていた生徒が、時間で区切る方法を取り入れたところ、学習ペースが大幅に改善し、結果的に第一志望校に合格した例があります。
時間内にすべての内容を終わらせる必要はなく、できる範囲で進めることが大切です。
こうした方法でメリハリをつけることで、学習効率が飛躍的に向上します。
3. 自宅学習の目的を明確にする
自宅学習を効果的に進めるためには、「なぜこの勉強をしているのか?」という目的を明確にすることが不可欠です。
よく「塾の先生にやれと言われたから」「とりあえず家では勉強しないと」といった理由で勉強する生徒がいますが、これでは長続きしません。
学習の目的は生徒によって異なります。
ある生徒は、志望校に合格するために必死で勉強をしていましたが、別の生徒は基礎学力を上げるためにコツコツと復習に取り組んでいました。
目的が明確であれば、どの教科にどれだけ時間を割くか、自分に必要な学習が何なのかを具体的に計画することができます。
特に自宅学習は、学校や塾のように時間割が決まっていないため、自分で管理する力が必要です。
やみくもに勉強するのではなく、「この時間は英語の文法を強化するため」「次のテストで得点を取るためにこの問題集をやる」といった具体的な目的を持つことで、学習がより効率的に進みます。
4. 自宅学習の成果を評価し、調整する
最後に、自宅学習の成果を定期的に見直し、必要に応じて計画を調整することも大切です。自宅学習は「試行錯誤」が基本です。
うまくいっているかどうかを評価しながら、改善点があればすぐに修正していくことで、学習効果が最大化されます。
例えば、ある生徒は最初は「1日5時間勉強する」という目標を立てましたが、実際には長時間の勉強で集中力が続かず、途中で計画を見直し「1時間勉強、10分休憩」というサイクルに変更したところ、驚くほど学習の効率が上がりました。
こうした調整力も、受験の成功には欠かせない要素です。
自宅学習は、適切な方法で取り組めば、学力を飛躍的に向上させる大きなチャンスです。
「環境を整える」「時間を管理する」「目的を明確にする」という3つのポイントを押さえ、成果を見直しながら進めていくことで、確実に結果を出すことができます。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!