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京の算数学問題#824
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
2019年に独立して以来、徹底的に1人1人の子どもと向き合い、その中で感じたことがあります。それは、個性や才能は簡単に潰れてしまうということです。
これまで、不登校や発達障害、学習面での悩み、そして才能開花についての多くのご相談を受けてきました。例えば、保護者の方からはこんな言葉をよく耳にします。
「うちの子、○○が苦手なんです」
「○○ができるようになったらいいんですけど…」
「この子、アホなんで!」
こういった話を聞くたびに、お子さんと2人になった時、彼らが実際にどう感じているのかを知ることがあります。
「実はすごく嫌だった」
「どうせ僕はできないから」
このように、子どもたちが自分をネガティブに捉えている場合が多いのです。しかし、親御さんの気持ちは理解できます。「なんとかしてあげたい」という強い愛情から出てくる言葉だからです。
ここで一緒に考えてみたいのが、「子どもに幸せになってほしい」ということ。では、その幸せのために、才能とは何かを見直してみましょう。
才能とは何か?個性とは何か?
才能とは、他者よりも秀でていること。
個性とは、他者との違い。
つまり、他者と違う部分をポジティブに捉えると、それが才能になるのです。
「個性を伸ばす」「個性を増やす」といった言葉を耳にしますが、個性はそもそも“有るか無いか”で考えるものではありません。
人は誰もがそれぞれ異なる考え方や外見を持っていて、1人として同じ人はいないのです。
違い=劣っているわけではありません。この点を理解することが大切です。
才能を見つける方法
才能を見つけるのは、実はとても簡単です。
それは、苦手な部分を探すこと。人はどうしてもできないところに意識が向きがちです。
例えば、飽きっぽいところがあれば、「好奇心旺盛」と捉えることができます。
周りが見えなくなるなら、それは「没頭できる力」があるということ。
メンタルが弱いと感じたら、実は「共感力がある」と解釈できます。
才能は、他者との違いが見つかった時こそチャンスです。
その違いこそが、他者にない才能なのです。
才能を育てる環境づくり
次に大切なのは、見つけた才能をどう育てるかではなく、その才能に気づかせることです。
親や教師ができる限り具体的にその違いを伝え、繰り返し伝えることで、子どもは自覚し、そこから伸びていきます。
私自身もかつては自暴自棄になりましたが、今ではその経験が共感力という強みになり、子どもたちとすぐに打ち解けることができます。
隠し事が苦手なので、子どもたちにウソをつくこともありません。
子どもたちはウソを見抜く力があるからです。
どんな子でも、自分の才能に気づけば、うまくいくと信じています。
その信念を持って子どもを支えると、一気に才能が開花するのです。
まとめ:才能は開花するもの
私たちの学習塾では、数学や理科の学習を通じて、子どもたちの個性を引き出す環境づくりに力を入れています。
才能の種を見つけ、彼ら彼女らが自信を持って成長できるよう、共に歩んでいきましょう。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!