京の算数学問題#650
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
学習塾をやっているとたくさんのお子さんをお預かりしていると同時にたくさんの関わり方についてのご相談を頂戴します。
学力と関わり方に関係があるのか?と思われるかもしれませんが実は深い関係があるのです。今日は私の経験をもとに実際に声掛けを改善しただけで学力や生活態度が良くなった事例をご紹介いたします。
・「やればできるんだから!」
あなたはやればできる!これは一見問題が内容に思われますが、お子さんの中には「できたら苦労しないよ!」と逆に投げやりになってしまったり、できないところに余計に意識がいってしまいさらに自信をなくしてしまう例もあります。
やればできるは褒めることにはなりません。それよりも「ここはできてるじゃない!」とできているところをクローズアップさせる褒め方をしてあげましょう。
実際にこの声掛けを意識してから子どもの方から「これってどうやるの?」と質問が増えてきます。
・「なんでこんなこともできないの!」
人間は生まれてから特に18歳ぐらいまでは成長期のゴールデンタイムです。
1年で大きく心身ともに成長します。
実は1~10までの数の計算ができるようになるのは6歳ぐらいなんです。
つまり発達段階により途端にできるようになったり、逆に大人から見ると簡単な事ができなかったりするのも子どもの成長が故のことなのです。
つまり本人からするとどうしようもないのです。
この場合はできるようにするという我慢強さよりも先にもっと得意を伸ばすことや、好きなことに夢中になることでできるを増やし自信をつけると言う事が大切です。
自身がついてくれば苦手なことにもチャレンジできるようになってきます。
・「〇〇が悪い!」と他人の批判をする
よくある話なのですが、「学校の先生が悪い!」「塾の先生が!」などと他人の批判をしてしまうと本当に解決しないといけない問題を後回しにしてしまいます。
実際に学校の先生に傷つくことを言われてしまった場合でも生徒本人は一緒に批判して欲しいと思っていない場合が多いのです。
そこに大人が変に共感をしてしまって共に他人批判をしてしまうとお子さん自身の不満の種を増大してしまう事がほとんどです。
大事なのはただ話を聞く事。
そして、どうしたい?という本人の意思を聞く事です。
・「〇〇君と比べて」と比較をする
人との比較は精神的に成長した時に一人でに身についてきます。
ですので大人が比較を促す必要はないのです。
人は自分のできないところに目が自動的に向かいます。
人と比較をしてしまうと余計に自分ができない部分が助長されてしまうのです。
大事なのはあなたにどんないいところがあるのか?
比較せずに自分に矢印を向けるような声掛けをしていく事です。
・「以前はできていたのに」と過去の賞賛をする
以前はできていたのに今は、、、と過去の自分と比較をすることもあまりお勧めはできません。以前はできていたけれどというのは未来に向かって生きている子どもたちには過去に戻りなさいとある意味逆行している声掛けになってしまうからです。
過去を反省するにはそれよりも今から先への目線での声掛けが必要です。
今はどんな状態か?これから先はどうしたいのか?そのためには何が必要か?
これがいわゆるコーチングなのです。
過去をやっていたことをやらないというのはやらない理由があるからやらないのです。
・声かけ1つで子どもが変わる
声かけ1使えるだけで大きく子どもは変わります。
実際に私が指導していた生徒も算数に拒否反応を起こしていた生徒が自分から「今日はめっちゃがんばる!」と6ページも進めたり、ものすごい勢いで宿題をやってきたり変化しています。
声かけを変えるだけで意欲が変わり意欲が変わるから自分で勉強するようになり学力も向上していくのです。
大事なのは少しの変化です。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!