『小4の壁』反抗期の子どもとの関わり方 京の算数学#530

京の算数学問題#530

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算数学コラム

みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!

この時期、アイデア数理塾は最終学期へ向けての保護者様との面談期間になります。

来年度につながるように冬休みや日々の学習目標や生活目標をどうするか?

当学習塾とご家庭がタッグを組みお子様をサポートしていきます。

そんな中で特にこの時期多いご相談が反抗期や思春期についてです。

いわゆる「小4の壁」や「10歳の壁」と呼ばれる時期です。

言う事を聞かない

勉強をなかなかしないなど生活面だけでなく、

学習面においても大きな壁になるのがこの時期です。

今日は小4の壁について子どもとの関わり方をまとめています。

ぜひご一読ください。

小4の壁ってなに?!

小4の壁(9歳の壁、10歳の壁とも言います)は子どもの成長段階において、学習面や人間関係などで困難が多くなり、不安感やモヤモヤとした気持ちを多く抱いてしまう問題のことを言います。

反抗期も同時期に現れることも多いです。

それも突如として起こる気持ちの変化なので大人の目から見ると昨日と今日とで大きく違う状況や考え方になる場合もあります。

小4の壁で起こりやすいトラブル

トラブルと聞くとマイナス要素が強いように聞こえますが、小4の壁は大人になるための大切な一歩を踏み出す時期です。

それゆえこの時期のトラブルは子どもの成長を大きく促進させます。

トラブルを起こさせない事よりもトラブルが起こった時に対処をする準備をしておきましょう。

この時期のトラブルは下記のようなものがあります

他人と自分を比較し劣等感を抱く

→自我の目覚めが現れ自分を周囲との比較によって自覚し始めます。

劣等感を抱いた場合は、どうしたらできるようになるか?を考えたり、逆に相手よりも自分は何ができるのか?を一緒に考えてみましょう。

学習のつまづきが増える

→どうしても学習の難易度が上がりますが、それよりもこの時期は発達段階が子どもにより大きく差が出ます。

特に算数はより抽象的な概念を学ぶ時期になりますので、具体的なものから抽象化した瞬間にわからなくなる場合も多いです。

その場合は、まだ脳の成長途中である可能性もあることから無理に学習を進めようとせず基本だけは押さえておいて、勉強を嫌いにならないようにする工夫が必要です。

できたことはきちんと褒めましょう。

また、学習塾のような外部機関に頼ることも大切です。

何かわからないけどイライラする

この時期は身体的成長と精神的成長にアンバランスが生まれやすくなります。

そのため、何かわからないけど心の中にもやもやを抱えることが増えてきます。

そうすると特に理由はないけどイライラしたり、そのイライラが発散できずに物や人に当たることもあります。

この場合はダメなことはダメだときちんとした態度を取ることが大切です。

子どもに嫌われたくないからとYESマンになっていてはイライラの発散方法がわからないままになってしまいます。

その上で、見守るということが大切です。

友人関係が明確になる

小学4年生になると好き嫌いがはっきりし、今までのようにみんなみんな仲良しというわけにもいかなくなってきます。

自我が芽生え自分と他者との違いが明確になることで当然派閥やコミュニティも変化していきます。

それゆえ考え方が合わずに喧嘩をしてしまうこともありますが、これは良いことです。

人を傷つけないことだけ守っていればこの意見の食い違いが自分の意思を確立させ、コミュニケーションの大切さを学びます。

小4の壁を乗り越えるには?

子どもが相談できる関係性を作ることが大切です。

それはもちろんお母さんお父さんでもいいですし、近所の人でもいいです。

塾の先生や習い事の先生でもいいですし、学校の先生でもいいです。

そのためには両親も子どもに相談をすることが大切です。

今日の晩御飯どうしようかな?とか「お母さん最近職場でこんなことがあってさ」とか愚痴を聞いてもらうのも実は良いコミュニケーションになります。

親も子も別の人間なんです。

その視点があれば大丈夫です。小4の壁も人生の糧にして子どもは大きく成長してくれます。

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!

算数好きあつまれ〜!

京の算数学 解答#530

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