京の算数学問題#510
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
なんで“かけ算が先なの?”
なんでカッコから計算するの??
計算の順序は小学生の算数の単元の中でも苦手な生徒が多いところです。
今日は計算の順序が得意になる勉強法についてまとめていきます。
なんでかけざんが先?!
20+3×50=20+150=170
この問題に文章をつけてみましょう。
1個20円の消しゴムと1本50円の鉛筆がある。
消しゴム1個と鉛筆3本を買ったら合計はいくらでしょう。
つまり、
20円+3個×50円=20円+150円=170円
勘のいい方ならもうお分かりだと思いますが、
実は単位が違うものは足せないのです。
かけ算やわり算は単位が違うものでも計算できてしまいます。
言い方を変えれば単位を変換する働きがあります。
そしてすべての式を円に揃えてようやくたし算ができるのです。
掛け算を先にする理由は単位をそろえるからです。
なんで()かっこが先なの?!
100×125=100×(100+25)
あえて式を反対に書きましたが、
カッコは数字の中身を表しています。
つまり、括弧の中を先に計算するというよりも1塊で考えるという方が正しいのです。
125と100+25は全く同じ数字です。
計算の順序は文章題がとても大切
先ほどの例のように計算の順序が苦手意識がある生徒はまず文章題が解けません。
でも本来は、例のように文章があるから順序が決まるのです。
文章題をゆっくり読んでどういう順序で足せばいいのか?どういう流れになっているのか?かたまりはどこなのか?考えてみましょう。
途中式を必ず書こう!
計算式は頭の中だけで考えずに必ず途中式を書きましょう。
確かに初めは面倒臭いと思います、ですが得意な生徒ほど今は途中式をかかなくてもまずは途中式を書くという工程を経験しています。
慣れてくれば頭の中でできるので、まずは勉強だと思って途中式を丁寧に書くということを意識してみましょう!
それができれば計算の順序は得意単元になっているはずです。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!