京の算数学問題#497
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
先日授業中の生徒の会話で「将来仕事ってAIにとられちゃうんでしょ!?」という会話がありました。
確かに最近よくこの話題を耳にします。
果たして本当なのでしょうか?
小学生の時点で将来を不安に感じているこの今の現状を見ると身近な存在である私たちがいかに希望をもって毎日を楽しく過ごすか?という日々のあり方が問われている気がします。
そもそもAIってなに?
AIとは人工知能のことです。
機械であるコンピューターに学習能力が備わったものです。
簡単にいえば人が作り出した人の脳みそと言えるでしょう。
学習することでさまざまな分野に応用がききます。
AIの導入で労働人口の49%がなくなる!?
実は2015年12月の段階で野村総研とオックスフォード大学の共同研究において日本の労働人口の49%の仕事が10〜20年以内になくなるというレポートが発表されています。
最近外食をする機会が多くその度に思うのですが、飲食店から人が減っています。
受付もセルフレジが普及し料理を持ってくるのもロボットです。
レポートの発表から早くも8年、コロナ禍をきっかけに急速に仕事に変化が生まれているのは間違いありません。
よく言われるなくなる仕事は、一般事務職やスーパー、コンビニの店員、銀行員、タクシーの運転手、コールセンターなどです。
これから求められる力は?
今の時代グローバル化が進み国内ではなく海外と競合せざるを得ない時代となりました。
特に最近は尖らせようという言い換えると得意を伸ばすという指導がブームとなっていました。ただ、上には上がいるもので、尖り切った才能はさらに尖り切らないと海外の才能に飲まれてしまいます。
これから最も必要な力は人間力です。
言葉にするとすごく地味なのですが、挨拶をきちんとする、ありがとうが言える、ごめんなさいが言える。仲間を大切にできる。など機械にはないスキルが人間力です。
本来日本の文化は共感性が高くあったはずなのですが現在はその兆候は小さくなってきているように思います。
まずは目の前のことを大切に。
人間らしい泥臭い生き方が今後必要になってくるのではないでしょうか。
仕事の根本は問題解決
忘れてはいけないのは仕事はなんのためにするのか?というと社会の問題解決です。
ですから仕事がなくなるということは別に悪い話ではなくて、その課題が解決したと言い換えることができます。
つまり誰でもできる仕事はなくなり、あなたしかできないことは何か?が求められてくる時代でもあるのです。
仕事はむしろ増える
1つの課題が解決すればまた新しい課題が生まれます。
例えば今の所AIは人間ほどの感情は持っていません。
今まで当たり前のようにあった人との接点が減ってくると確実に寂しさが生まれます。
その寂しさを解決するために、コミュニティビジネスやコワーキングスペース、サークル活動など、さまざまな仕事が生まれます。
つまり今後さらに仕事は多様化し新しい仕事がどんどん増えてくると予想できます。
亡くなる仕事もありますが、その分新しい仕事は間違いなく生まれてきます。
この流れは大昔から変わりません。
なくなる危機感も大切ですが、希望はたくさんありますので、今の子どもたちにはたくさんの経験と興味、出会いを通して人間力を磨いていってほしいなと思っています。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!