京の算数学問題#484
算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
小学生の頃とある目の不思議の本を手に取りどハマりしていた記憶のある塾長です。
実はわたくし何を隠そう目のトレーナーでして、世界大会で優勝するような選手のトレーニングを見ている現役のコーチでもあります。
選手たちは何を求めて一塾の先生に習いにきているのか?というと着目しているの視覚機能です。
今日はトレーナー目線でのお話になります。
次の線はどちらが長いでしょう?
京の数学問題での画像です。
一見下の方が長いように見えますが、実は長さは全く同じです。
これはミュラーリヤー錯視と呼ばれドイツの社会学者であるミュラーが発表した作詞になります。
これは脳の遠近感の捉え方の差によるもので、上の方は両端の<>のせいで近いと認識し、下の方は><で遠いと脳が認識をしているために起こります。
よく女性の方がメイクで目を大きく見せることができるのもこの効果のおかげです。
正方形を45°傾けると錯覚が起こる
この図も上記と同様に、同じ大きさの正方形ですが、
傾いている正方形の方が大きく見えますよね。
この錯覚も左右の比較により起こるものです。
錯視と錯覚の違い
錯覚とはじっさいに起きていることと自分の捉え方が異なる場合をいい
錯視とは特に目で見る情報の事を言います。
なぜ錯覚はおこるのか?
人の視覚情報は目で見た情報が脳に伝達され処理をし、認識をします。
上記のような錯視はいわゆる脳の思い込みによって起こるものと言い換えることができます。
いかに人は思い込みで生きているのか?
人は思い込みで生きている。
まさにその通りで錯視はその典型例です。
しかも原理を理解したとしても見え方が変わるわけではありません。
つまり、人はいかに思い込みが激しいか、そしてそれを改善することがいかに難しいか?を体感できると思います。
勉強して経験と知識が増えていくと同時に思い込みが増えていきます。
それを自覚できている人とできていない人とでは大きな差があるように私は感じています。
自分の行動後に成功だ失敗だと感じるのも自分の思い込みですし、勉強の好き嫌いももしかすると思い込みによるものかもしれません。
私が大事にしていることは素直になることです。
私だって人間ですので時には気分がいい時悪い時あります。
それを責めることは必要なくて、ただありのままを感じ自分に素直に生きていくことがこれから求められてくるように感じています。
先日とある生徒から「先生ってありのまま生きてるよね」と言われました。
生徒からそう見えているのか〜と学びが多かったです。
自分に素直に
そうすれば道は自ずと切り開けていくものと思います。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!