京の算数学問題#476
算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
「本当にやる気があるの!?」
毎日子どもと接しているとそう感じることってありますよね。
私も面談では本人にやる気が感じられないという旨のご相談を多く受けています。
今日は私のみているやる気のポイントをお伝えします。
子どもにやる気がないと感じる理由
「僕〇〇高校いくわ!」
「よしがんばれ!」
・・・1時間勉強
「えっ!?もう終わり!全然やる気ないやん!」
私たちは自分自身の価値観で物事を判断しています。
それは大人でも子どもでもです。
特に受験勉強となると私たちはすでに経験をしていますが子どもは初体験です。
どうしても大人の目線で「これだけやるべき」という見方をしてしまいます。
そうするとその基準から外れた行動をしてしまった場合「やる気なし」と判断してしまうのです。
人の気持ちは理解できない?!
よく「油谷先生なんでそんなに子どもの気持ちがわかるんですか?」と聞かれます。
ですが私自身100%子どもの気持ちが理解できているとは思っていません。
むしろ人の気持ちは理解できないものと私は思っています。
理解ができないからコミュニケーションをとりますし、会話をしますし、考えていることを知ろうとします。
わからないからこそ理解を示そうと努力をするのです。
その姿勢が子どもたちには1番の信頼となるのではないかと思います。
間違ったことは素直に謝り、相手の話を聞く。
私がやっていることはただそれだけなんです。
やる気は〇〇を見ればわかる!
当塾に入塾する生徒の中には初めは一切宿題をやらなかった生徒が自ら勉強するようになったり、勉強って大事なんやなと自分で気づきを得たりする生徒が多く続出しています。
その秘訣は褒めることなんですが、行動を持続させるためにはやる気が出ている時に褒めることが大切です。
ではどうやってやる気を見るのか?
私は行動しか見ていません。
例えば受験したい!と本人が言ったとします。
じゃあこれは必要だからまずここまでやっておいでと比較的ハードルが低い課題を出します。
次にチェックした時に間違えてもきちんとやっているこれはやる気があるパターンです。
1問だけといた、名前だけ書いたなどもやる気がある(やろうとしている)と私は認識しています。
プリントをなくした場合はきちんと本人にヒアリングをします。
もしかすると本当に失くしてしまったのかもしれませんし、失くした後の対処法も分からなかったのかもしれません。
その場合は褒めずに次はこうするんだよとアドバイスに留めます。
プリントも全く持ってこなかった。
この場合はやる気が“ない可能性がある”と認識し本人と会話をします。
一体何に壁を感じているのか?
中には自分で行きたいと言ったけどいざ始めてみると大変さにやめたいと感じている可能性もあります。言ったからこそ引くに引けない場合もあります。
この時は特に褒めることもせずただ聞くに徹します。
できることは環境づくり
結局僕たちにできることは環境づくりだけなんです。
子どもがやる気を出しやすい環境作り。
褒めることもそうですが、“本人なりに“という部分をどれだけ許容できるか?だと思うんです。
もちろん甘やかすと言っているのではありません。
叱る時は全力で叱ります。
甘えさせることは一切していません。
勉強を自らできる仕掛けをたくさん作っておけば自ずと勉強をしたくなるのだと思います。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!