京の算数学問題#450
京の算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
「分数と小数がむずしい!」
これは小学生の多くがつまづく課題ではないでしょうか?
今日はなぜ小学生の算数で小数、分数が難しいと感じるのか?どのように教えたらいいのか?をブログにまとめました。
数の世界が広がる〜リアルから概念へ〜
小学校2年生まではおおよそ数を数えることでクリアできていた問題も、3年生になってくると徐々に数の世界が広がります。
いままで正の整数(自然数)しか扱わなかったのが初めて小数や分数といった0と1の間の数のような微妙な概念に触れていきます。
これには教える側も大変で良く保護者の方から質問をいただくのは「子どもの質問に答えられなくなってきた」と言うものです。
なぜ小学生は小数と分数を難しいと感じるのか?
抽象概念は納得がいかない
小数や分数は自然数のようにわかりやすい数ではなく抽象的です。
ですので、なんでそうなるの?!という疑問も増えてきます。
分数や小数は高校生になって本格的に数学をやり始めるとあ〜なるほどな!そう言う意味だったのか!と閃くことが多いので、一旦は妥協してもらってそう言うものだとスルーしてしまうのが本当はいいのです。
特に妥協することが苦手なお子様だとここで苦労することが多いです。
発達段階の問題
とはいえ妥協すること以前にお子様によって異なる発達段階が影響している場合もあります。障害の有無ということではなくて、幼児〜中学生ぐらいまでの成長スピードは大人の1年をはるかに凌駕します。
つまり発達段階もその子その子事に同じ学年であってもさまざまです。
それゆえ抽象イメージがしづらい状況にあるお子様もいらっしゃいます。
アプローチ2パターン
そういうものだと妥協させる
1番良い方法は一旦そういうものだと法則として納得させると言うものです。
理解できていないのでは?!とご不安になられた方ご安心ください。
小数や分数は本来数学で詳しく行う領域です。
なので算数では細かな理解は無理です。
それにカリキュラム自体がこう言うものだと半分妥協させ理解させるようになっています。
一旦は法則として理解し問題を解けるようになってから中学、高校で真の理解になる。
これが理想系ではあります。
体感とイメージで覚える
とはいえどうしても納得しない場合もあります。
そんな時はこう言うグッズを使って体感で覚えるようにしましょう!
例えば分数ブロックであれば同じ長さを作ってみる。
別面には小数や百分率も書かれているので体感的に2/4と50%が同じ大きさなのだと理解できます。
当塾でも活用しておりますのでぜひ1度お試しください。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!