今日の数学問題#398
数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
昨日子どもたちと話をしていました。その中で「先生に怒られた」という生徒。ついつい調子に乗ってしまい先生から「怒らないから正直に言ってみなさい」と言われて正直に言ったところめちゃくちゃ怒られたそうです^^;私も子どもの時に経験した事があります。というよりほとんどの人が「怒らないから言ってみなさい」は経験するのではないでしょうか?実はこの言葉は気をつけて使わないといけません。今日はそんなお話しです。
怒らないから言ってみな2つの真意
すでに怒っているパターン
多くの場合はこのパターンではないでしょうか。
この場合は怒られる前提で話さないといけません。
子どもが「怒らないと言ったのに」と思ってしまう多くのパターンはこれです。
ただ、例外もあって冷静になろう、きちんと子どもに伝えようと力が入りすぎて結果的に怒られたと感じてしまう場合があります。
この場合もポイントは子ども自身が怒られたと感じているというところが大事になります。
本当に怒らないから言ってほしいパターン
本当に怒っていなくて真意を聞きたいという場合ももちろんあります。
多くの場合このパターンの方が子どもたちには本当に伝えたい事が伝わりやすいです。
心理学用語「ダブルバインド」
ダブルバインドとは2つの矛盾したメッセージを出すことで相手に混乱を与える可能性があるコミュニケーションのことです。
今回の「怒らないから正直に言いなさい」と言われ正直に伝えたのに怒られたというのもダブルバインドと言います。
ダブルバインドには、心理効果として脳が混乱状態になることでストレス過多になり、感情を抑え込ませたり、自身の意思決定に自信が持てなくなったりという可能性があります。
つまり本当に伝えなくてはいけない事が伝わりにくくなるのです。
真意はストレートに伝えよう!
例えば「怒らないから正直に言いなさい」というのは、目的は正直に言ってもらうことです。
なので、ストレートに「正直に言いなさい」でいいのです。
大事なのはなぜそういう事をしたのか子どもの心の声を聞き、どうしていけばいいのかを一緒に考える事です。
怒らないからの前置きがある事によってそのプロセスを踏めなくなってしまうのです。
1声1声に心を込めて子どもたちと向き合っていきたいですね。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!