今日の数学問題#351
数学コラム
「人の気持ちがわかるようになりたい」
私のところに来る相談は多様的ですが、勉強だけでなくこういった人生相談のような内容のものもあります。
「人の気持ちがわからない」と悩む人の相談を受けているとある原因に辿り着きます。
もちろん特性の面も関連しているとは思いますが、ある程度トレーニングでできる事も増えてきます。
今日は私が実際に実践している方法をお伝えします。指導者の方必見です!
そもそも人の気持ちなんてわかるわけない
こう言ってしまっては元も子もないと思われるかもしれませんが、そもそも人の気持ちがわからないと悩んでいる方の多くは相手の思考が読み取れるとか、相手が望んでいる声をかけられるとか、人の気持ちの理解に関して非常に高いゴール設定を掲げています。
ですが、私はあくまで他人です。人の気持ちを100%理解するのは無理なのです。
これぐらいのモチベーションでいないと知らず知らずのうちに力が入りゆったりと相手と会話を楽しむことすらできなくなります。
その次に大事なのが傾聴です。
人の話を聞けているか?
相手の気持ちがわかるとは、相手の話を聞き意図を捉えることが必要です。
つまり、読解力と創造力、分析力が必要です。
相手の話を聞き意図を読み取り、相手の言葉や表情を分析し、求めていることを創造します。
こう書くと難しいですが、行うことは至って単純です。
きちんと相手の話を聞くこと。
実は相手の気持ちを知るにはこれが1番強力かつ正攻法なんです。
固定観念を取り払おう
相手の話を聞いた時ついつい自分の固定観念の影響を受けている事に気づきます。
例えば見た目と精神年齢のギャップです。
そうなると相手の気持ちを考えるどころか適切な問いかけや会話自体ができなくなります。
コミュニケーションが取れなくなった時点で相手の気持ちがわかるはずがありません。
固定観念解消のコツは当たり前を疑う事です。
自分が当然だと思っていることこそ固定観念です。
その当然だという思考が出てきたら、まず無視しましょう。
初めは違和感がありますが、徐々に気にならなくなります。
人の気持ちがわかる「模倣トレーニング」
人は模倣して成長する生き物です。
生まれた時私たちは両親の行動や動きを見て真似をしていろんなことを学んでいきます。
実は相手の気持ちがわかるようになる1番のトレーニングはものまねです。
相手になりきって見るのです。
もしも僕が彼だったらどうしていたか?何を思っていたか?何を求めているのか?など目を閉じて想像してみます。
この繰り返しが創造力を育み相手の立場に立つことを教えてくれます。
指導者の方はぜひトライしてみてください。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けいたしました!