今日の数学問題 #348
数学コラム
学習塾をオープンしてはや11ヶ月、多くの子どもたちにご縁を頂き感謝の気持ちでいっぱいです。
その中でやはり多いご相談が「ノートが汚い」という事。
実際に生徒のノートを見ると大半がただ書くだけでまとめると言う事をしていません。
でも不思議とノートの取り方って習わないんですよね^^;
今日は私が普段から指導しているノートの取り方をお伝えします。
このノートの取り方は私が学生の時に成績アップのきっかけにもなった取り方です。
タブレットがまとめる力を低下させる
最近は小学校1年生で2in1パソコンが配布されます。
文科省のGIGAスクール構想により全国でもほぼ100%近くの配布率となっていますが、このタブレットの導入には視力の低下以外のデメリットが存在しています。
スタイリッシュすぎるのです。
私たちは無駄を省く事に全力を注いできました。
ですが、その無駄な作業を続けることこそ意味があるのです。
面倒臭い作業は脳を活性化させ考える力を育みます。
生徒と話していてもやはり効率化しようとし過ぎる傾向があります。
タブレットは自動で整理してくれる機能もありますし、書いた文字が補正される機能もあります。というよりも調べ学習でもコピペで済んでしまうので効率化というよりも楽ができる環境が整っているので、まとめたり整理する力が育たずノートを取る事が苦手な生徒もそりゃあ増えるよねと言うことです。
ノートの取り方で成績が上がる理由
ノートをとる事で身に付く力は整理する力です。
社会人になると顕著なのですがメモを取れる人と取れない人がいます。
このメモを取る練習になるのがノート(板書)です。
メモをとるためにはどこが重要で何を意図して話されているか?など字面にはない部分を考えるまたは、感じる必要があります。
このまとめる力はいわゆる読解力です。
読解力が身についてくると応用問題を解くために必要な基礎を使う力が身に付いてきます。
ノートの取り方を学ぶ事は、成績アップに直結するのです。
なぜノートを取るのか?目的を明確にしよう!
ノートを取る前になぜノートを取るのか?目的を明確にしておきましょう。
例えば学校の黒板を写すのであれば見返した時にわかるようにとか、問題集を解いた場合は、どこを間違えたのかを明確にするなどです。
目的を明確にする事で、ノートの質が向上します。
・成績が上がるノートの取り方
- ノートの右端から10cm程度のところに縦線を引きます
- 日付、タイトル あれば、使用した問題集を書きます。
- 左側のスペースに板書の場合は教科書のページを書き黒板を写していきますが、問題集を解く場合は必ずページと問題番号を書きます。
- 左側のスペースの記載が終われば、右側のスペースをメモ欄として活用します。
例えば、重要な公式を書いたり別解をメモしたり、なぜ間違えたか?などポイントを簡単に書いておきましょう。
このようにスペースを分けてまとめておくと、見返した時にわかりやすいですし、まとめる事で記憶にも定着しやすくなります。
ぜひ一度お試しください!
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