今日の数学問題#347
数学コラム
塾に通っている生徒を見ていると成績の上がり方は様々です。
実際にすぐ結果に結びつく生徒もいれば1年がかりで結果が出てくる生徒もいます。
そんな時教えている側としては、どうしたら上がるのか?と今の現状はどう言う状態なのか?を常に反芻しながら向き合っているのですが、実は成績アップには兆しがあるのです。
今日はぜひ子どもを教えている立場の人に知って頂きたい成績アップの兆しをご紹介いたします。
兆しを見つけることが意欲向上につながる
勉強をしているのは子ども自身ですのでなかなか結果が出ないとどうしても焦ったりやる気がなくなったりしてしまうことってありますよね。
私も実際ありました。
成績アップの兆しが掴めてくると今の状態がわかり、子ども達を勇気づける事ができますし、逆に言えばどう言う勉強をすれば学習理解度がアップし成績アップにつながるかを教えることもできるのです。
ただやればできるわけではない
量をこなして褒めると言うことも大事ですが、量をこなせるようになった次のステップはいかに考えているか?を褒める対象とします。
つまりただ量をやるのではなくどうやったら成績が上がるのか?を自分ごととして考えているか?と言うことです。
自分ごとになって初めて学習理解度は上がっていきます。
子どもの学習理解度がわかる方法5選
ではどういったところで学習の理解度(兆し)を掴む事ができるのでしょうか?
その1学習を自分事として捉えている
塾に自ら行きたい!と思う生徒は確かにいますが、勉強が大好きで!と塾に通う生徒は少ないでしょう。
どちらかと言えばやらされている感覚があったり、嫌だという気持ちがある生徒の方が多いです。
成績が上がる兆しはこのやらされている感の中でも妥協をししょうがない!自分のためにやるか〜!と受験や定期テストを自分ごとに捉えやっている姿勢です。
これが見えると急激に変化していきます。
その2今日学校で何やった?が明確に返せている
塾にくると今日学校なにやった?と数学や理科の進んだ単元を確認します。
入塾した時は「なんか円のやつ」とか「しらん」と言う生徒もある程度成績に表れ出すタイミングでは「今日は合同の証明やった」「三平方やった」と何をやったかが明確になっています。
つまり学校の授業をきちんと聞けている証拠です。
その3先生への質問回数が増える
成績の兆しは質問の回数にも現れる事が多いです。
今までは何がわからないかすらわかっていなかったのが学習が定着してくると具体的になってきますので「先生ここがわかりません」と質問が明確になってくるのです。
それにより質問しやすい状況にもなりやすく、塾では成績が上がる生徒ほどやはり質問が増えています。
その4間違った理由を説明できる
例えば、計算ミスなのか、公式を忘れていたのか、そもそも解説が何を言っているのか意味がわからないのか、たいてい私が「どこがわからんかった?」と聞くとまだ入塾した時の生徒は首を傾げたり、わからんとつぶやく事が多いのですが、成績が上がる兆しがある生徒は「ここまではわかったけど、ここからがわからない」とどこまでできたのか?を伝えてくれます。
その5教科書をきちんと読んでいる
なんと言っても塾で勉強するよりも自分の家で勉強する方が多い時間を使うのですから、成績アップや学習の定着には必要なのが自主学習です。
その時にわからなかった問題は教科書を読めばある程度基礎問題は解く事ができます。
この教科書の重要性がわかっている生徒はやはり成績が上がりやすいです。
実際に教科書の大切さを伝え、わからない問題は教科書から探すと言う事を繰り返し行なっていると探しているうちに別の単元の知識も増えますし、問題の取り組み方も大きく変化し成績がアップした生徒もいます。
ある意味教科書を読み込むと言う前向きな姿勢が見られれば成績アップはすぐそこでしょう。
このように成績アップというのは結果なので兆しを見つけてあげる事がモチベーションコントロールになるという事ができます。
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