こども主導の中学受験を考える 今日の数学#312

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数学コラム

生徒主導の中学受験を考える

朝日学生新聞社の2019年のアンケート調査によると

中学受験を経験した保護者対象に「中学受験の理由」をテーマに集計をとった。

1位子ども自身が希望した

2位教育内容が地元の中学校よりも良い

3位高校受験をしなくて済む

がトップ3の結果となった。

また中学受験の情報収集は4年生が最多で次いで3年生

志望校選びは子ども自身の希望が1位で次いで大学進学実績とのこと。

そういえば当塾にも中学受験を希望する生徒がちらほらいて、志望動機を聞くと結構面白い^^

僕が小学生の時に「勉強嫌だから絶対受験しない!」と豪語していたことを考えるときちんと自分と向き合って考えているのは本当に尊敬する。

ただ志望校決めの際はちょっと注意が必要です。

そしてこのアンケートは本人ではなく保護者を対象としていることも注意が必要です。

今日は実際に教育現場に長年携わっていた経験からリアルをお伝えしていこうと思います^^

中学受験をやろうかな?というタイミング

中学受験を意識するタイミングは大体4年生。

友達が受験するから、もっと勉強したいからという前向きな理由や親に勧められた、先生に勧められたなどで意識をするようになったなど動機は様々です。

本来受験なんて言葉は子どもは知りません。

どこかしらから入手してきたその言葉から自分と向き合い受験を決意していきます。

現れる地域差

実際に私が新卒で勤めた地域は対照的でした。

1つはとても教育意識が高い地域でもう1つは荒れている地域でした。

地元の中学のレベルも大きく異なり問題の出題傾向も全く違います。

そんな中でやはり教育熱が高い地域というのは周囲の友達がみんな当たり前のように中学受験を口にしているか親に言われたの2つが大きな理由でした。

逆に荒れている地域はその声はあまり聞きませんでした。

やはり中学受験は大きな地域差があるように思います。

志望校選びには注意が必要!

目的に応じて志望校を決定するのは当たり前ですが、特に中学受験は学校によって特色が大きく異なります。

例えば教育水準があまりにも自分のレベルよりも高ければチャレンジするのはいいのですが、果たして入学してからついていけるか?を検討せねばなりません。

もちろん本人次第なところはあるでしょう。

ですが、進学校へ進み全くついていけないどころか先生とのミスマッチなどで苦しんでいる生徒を目の当たりにする立場としては考えます。

さらに高校受験がいらないから中学の間に受験したいというもの。

個人的には高校受験の方がハードルが低いように思います。

中学受験は高校受験よりもニーズが低いので必然的に狭き門となります。

もちろんレベルにもよりますが、カリキュラムが運営法人により大きく異なりますので、高校までいけるといっても大学までエスカレーター式で上がれるのか?また、高校は自分の希望するような環境なのか?もある程度吟味が必要です。

生徒主導の受験を心がけましょう!

中学受験した方が幸せになれるとは限りません。

あくまで、受験というのは人生の通過点でしかないのです。

せっかくチャレンジできる機会があるのなら本人主導でチャレンジしたいところ。

高い志をという気はありません。

友達が行くから

高校へ行く時にスムーズだから

見学行った時に面白かったから

お兄さんがいっているから

なんでもいいのです。

本人が頑張れる理由があれば。

中学受験は本人主導

自分で決定し、決定権は自分にあると自覚をするのが1番の幸せへの近道です。

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けいたしました!

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