今日の数学問題#294
数学コラム
今朝Twitterをみていたら、流れてきたツイートで「因数分解つかわない サインコサインなんて、、、」ととある方が発言していたとバズっていた。
この講演会自体は結構前の話だったと思うんだけど、コメント欄を読んでいると賛否両論。
僕も先生という立場でいるので「数学なんて大人になってから使わないし!」と言われることも多いのですが、実際この視点が少し違うのかなと。
あくまで個人的な意見なのですが、僕は大人になってから数学の考え方や感性がすごく役に立っていると感じているし、学生時代嫌いだった古典もすごく有用なものであると感じている。
要するに自分がどう使うか?を考えるかどうかだと思うんですよね。
ということで今日は僕的に社会人になって数学が使えると感じた場面3つを紹介したいと思います。
プレゼンテーション技術
数学で特に学生たちが頭を抱えるのが、証明問題です。
これには一応テンプレがあります。
例えば合同の証明だと、
△ABCと△ADEについて→仮定より→自分の考察→結論
という流れがある。
実際社会人になりプレゼンテーションを用いて相手に伝えるということを多く行っているとこの重要性に気づく。
つまり、まず落とし所を決め、何の話をするのか?から話す。すでにわかっている情報と自分の考えを伝え最後に結論で締めくくる。
この流れこそまさに証明なのです。
物事を整理する能力
数学は〇〇の定理など数々の概念が存在する。
いろんな定理を用いて一つの複雑な事象を解き明かしていく過程はまさに社会人になりいろんな答えのない情報に混乱した時に効果を発揮する。
頭の中がごちゃごちゃしている時こそ、事象を分析し、今までの対処法でクリアできるのか?(定理)を考え無理な場合は組み合わせたり、新しい方法を模索することも検討する。この考えは数学的思考が大きく影響していると思う。
実験ベースの考え方
とりあえず行動してみないとわからないことがある。
ただ闇雲に動いても意味がない。
なので、事業プランやゴールを仮定して、一旦行動して分析をする。
数学で言うととりあえず数字を仮置きしてみると言うものだ。
例えば大学入試の整数問題などがそうです。
文字ではイメージしづらいので適当に数字を当てはめて仮説を立てていく。
この工程は社会に出てからの成果に大きく影響していると思う。
今回はあくまで僕の感じたことですのでみなさんはみなさんの考えがあると思います。
ただ、1番大事なのは、自分で考えてみることです。
何に使えるのかな〜と考えてみるといろんな答えが見えてくるのかもしれない。
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