今日の数学問題#275
数学コラム
ICT機器で学習を効率良く!
わかりますが、それって本当に良いの?
今日は小学生のICT機器の対応についてお話をしていきます。
視力1.0未満の小中学生、過去最多を更新
こんな記事がありました。
記事によると視力が1.0未満の生徒が小学校37.52%、中学校58.29%で過去最多を更新したのだとか。
一般的に生まれた時の赤ちゃんははっきりと目が見えていません。
成長と共に視力もついてきて6歳ごろには視力1.0に到達すると言われています。
そして10歳ごろまで視力が発達します。(感受性期)
視力の発達には眼球運動、目のピント運動、長時間塞がないことが重要だそうです。
10歳と言えば小学校4~5年生ですよね。
つまり目の成長段階にipadを導入すると言うことはそれだけ目が不安定になる可能性が高まると言うことです。
デジタル教科書の導入
2021年の調査で全国の4割の小中学校で行ったデジタル教科書の実証事業の結果。
2〜4割の児童生徒が授業後に目や首、肩などに疲れや痛みを感じていた。
当たり前ですが学校でも電子機器、家でもゲーム、電子機器、街へ出ても電子機器常に私たちは液晶を見ている時間があります。
Iphoneのスクリーンタイムを見てみると、驚きます。
私は仕事でiphoneを使って動画編集をしたり、調べ物をしたりするのですが、それで1日、6時間多い時で8時間です。
子ども達のを見てみたら10時間を超えている生徒もいました。
処理能力の向上は間違いなく見込める
ただ、悪い事ばかりではなく良いこともあるのです。
間違いなく処理能力は向上しますし、子どもの時から電子機器に触れること自体は特にコロナ禍において有効なコミュニケーションツールにもなります。
不登校の生徒も在宅で学習ができたり、板書を書き写すのが遅い生徒も、好きな時に動画を見返すことができたりもします。
だからこそ付き合い方が大事なのです。
1人1人に応じた付き合い方を考える
学校のいいところでもあり悪いところでもあるのが一律指導です。
ICTも依存性の高い生徒には与えるべきではありません。
ただ、いじめ問題や本当にICTを必要とする生徒もいる中で個々に合わせるのはかなり難しいでしょう。と言うか無理です。
ですのでせめて自宅では付き合い方と言うのを考えましょう。
クールタイムとしてipadを使わない時間を設ける事や、
外を散歩しに行くことも大事なことです。
子どもが嫌がったとしてもある程度はルールを作るべきだと電子機器に関しては思います。
それぐらい電子機器の依存性は高いのです。
大事なのは家庭での過ごし方です。
これを意識しましょう。
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