今日の数学問題#250
今日の数学コラム
「苦手を克服したい」
そう思って色々取り組ませようとするけれど上手くいく気配がない。
そんな事はありませんか?
確かに苦手を何とかしたいと思うのは当然のことですし、難しいことに立ち向かうことの重要性も重々承知していますが、あえて塾講師の立場から言わせていただきます。
必ずしも苦手克服がその子の成長につながるとは限りません!
今日は受験対策の方向性も併せてお伝えしていきます。
受験は満遍なく、社会に出たら尖ってる方が活躍できる
5教科という呼び方を聞いた事はありますか?
英語・国語・数学・理科・社会です。
さらに主要3教科と呼ばれる科目が英語・国語・数学です。
京都市の公立入試では前期選抜で主要3教科の試験があります。
一般的に受験には内申点が必要なのでオール5が優秀とされる世界です。
オール1で上位校に受かるのはほとんど不可能と言っても過言ではない入試制度になっています。
入試で求められるのは「オールマイティーにできる人」です。
ただ社会に出るとこれが一気に変わります。
オールマイティーにできる人はすごいのですがあまり目立つ事がありません。
むしろ1つのことに突出して能力を発揮する力の方が求められる場合が多いです。
つまり学校で例えるなら4科目がオール1で1科目だけ5段階評価なのに10と書かれているようなものです。
ありえないじゃないか〜!じゃなくそれぐらい飛び抜ける方が承認されるということです。
このギャップに多くの新社会人たちは苦しむことになります。
志望校により使い分ける
例えば偏差値60以上の上位校であれば1教科だけ得意であってももしその教科の問題が難しい年度に当たってしまった場合大きなアドバンテージになります。
ですので苦手克服が最優先になるのです。
ですが、偏差値50前後の平均的なレベルやそれ以下はどちらかといえば武器がある方が有利に進めます。
もし難しい年度にあたってしまったとしても、基本問題は落とさないように安定できているとそれだけでメリットがあるからです。
なのでまず得意科目を安定させて苦手克服に向いますが、苦手の中でもまだマシなものからアプローチをかけていきます。
結論は苦手克服をどう捉えるか?による
苦手克服は言い換えれば出来ない事をできるようにする事です。
ただ、苦手克服は1つの受験対策方法でしかありません。
苦手克服に取り組んだ時のメリット、デメリットを知ってこそ上手くアプローチをかける事ができます。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けいたしました!