今日の数学問題#222
今日の数学コラム
アイデア数理塾の名前にも入っている数理(すうり)ですが、数学と数理はどう違うのでしょうか?
個人的にはこの数学塾ではなく数理塾にしたのにはこだわりがありまして^^;
今日はそんな僕のこだわりを書いていきたいと思います。
数学と数理の違い
結論から言うと数学の応用が数理です。
数学は公式や定理において成り立つ理論や考え方を扱う学問のことですが、数理は数理科学ともいい数学を応用し文明発祥時の算術や幾何学を期限とした長い歴史を経て発展してきた学問で、定理や法則を自然現象や社会現象を数理現象として捉えその理論化や応用を扱っています。
大学によっては数学科と数理科学科がある大学もあり、関連性はありながらも明確に区別されています。
なぜ数理にしたのか?
一つは理系科目(数学と理科)を教えているからです。
数学は非常に理科と関連性が高い科目なので、自然現象を扱う理科と関連づけています。
また、数学をただ成績アップの道具として見るのではなく自然現象や社会現象をみた時の面白さに気づいてもらうため一生使える数学をテーマに授業をしています。
どういった法則性の面白さがあるのか?何に使われるのか?など小学生でも理解しやすい形で会話の中で伝えています。
日常は数理でできている?
私たちが当たり前のように使用するスマートフォンもPCもそうですが、家具や家などの実際に存在するものに関してもそうですし、天気予報や湿度など無形のものも含めて、基本的に世の中にあるもの全ては数理です。
例えば水の運動を理論的に把握する(数値化したもの)は流体力学と言います。
「数学は大人になって使わない!」
確かにその通りな部分はあります。
でもそれは表面上しか見ていないところがあるからです。
因数分解だって因数に分けると言うことですから集合概念が身に付きますし、図形の問題も空間認知能力がアップします。
証明問題は文章構成能力が上がりますし、きちんと全てに意味はあると僕は考えています。
その中で実際に社会で使われている数学を知り社会と今の勉強の結びつきを知ることの方が将来役に立つと僕は考えます。
以上のことから数学塾ではなく数理塾なのです^^
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けいたしました!