今日の数学問題#203
今日の数学コラム
夏休みの課題といえば読書感想文ですよね。
小学生〜中学生まで定番の宿題ですが、めんどくさい〜なんてあらすじをそのまま書き写していたりしないでしょうか?笑
わかります。なぜなら私も当時本を読む事が大嫌いで読書感想文の重要性を理解していませんでした。ですが大人になってやはり活字の重要性とまとめる力が自分に無いことに気づきました。
それだけでなく読書感想文は数学の理解に大きな影響をもたらしています。
どうせなら意味を持たせて自分の能力アップに効率よく行っていきましょう!
その1 イメージ力が身に付く
イラストが多い本はまた違いますが、活字のみの本は、イメージできるから面白いんです。
映画もそうですよね。
おもしろい!と感じるのはその世界に没頭しているからです。
活字の本もストーリーやキャラクターを想像し頭の中でアニメーションを展開していきます。この想像力は数学では必須です。
空間図形や平面図形、規則性、文章題、方程式のような基礎計算までもイメージ力はとても重要です。
その2 文章構成力が身に付く
多く文章を読まれた方はわかると思うのですが、文章の構成って結構パターンがあるんです。例えば倒置法なんかもそうですよね。
倒置法は通常の語順を逆にする手法で語勢を強調したり、語調を整えたりする働きがあります。読んでいると印象深かったフレーズや表現などを感じる事ができこの構成を見出す力は数学の証明問題や規則性の問題で効果が出て来ます。
例えば数学は証明問題をする時に文章の構成手順を学びます。
仮定結論とかの話です。
構成力が身につくと証明問題に強くなります。
その3 大事な情報を抜き出す力が身につく
読書感想文は読む事以外にまとめる事を重要とします。
ポイントを抜き取り自分の言葉でまとめていきます。
数学においてはまとめる力はとても重要で散らばっている問題のヒントをまとめ、解答までの物語を作っていきます。
特に高校生や高校受験などレベルが上がるにつれてその重要性は上がっていきます。
先生の話を聞いてあ!そういうことね!と解釈が速い数学脳の持ち主はこの能力に優れていると言えます。
実は本を習慣的に読む人は社会人の16%しかいないと言われています。
つまり読書好きはこの時点で上位16%に入っているのです!
やらされるじゃなく自ら進んでやる。
これが成績アップの秘訣です!
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けいたしました!