京の算数学問題#141
アイデア数理塾はこちら
算数学コラム
昨日の記事では、長さの単位について書いていきました。
実はメートル法の中には長さの単位だけでなく質量の単位であるキログラムも基準とする事が明記されています。
g(グラム)を基準として、kg、pgなど前にアルファベットをつけて大きさの表現する事はm(メートル)と同様です。
質量の単位は、
1kg≒15432gr(グレーん)≒35.274oz(オンス)≒2.2046lb≒266.67匁≒1.6667斤≠0.26667貫
の様な種類があります。
ヤードポンド法
ヤードポンド法には重さの単位ポンドやオンスが含まれている。
ポンドはlbと表示されます。ラテン語のlibra=天秤の意味 から来ています。
天秤は重さを測る道具であり、古代ローマでは重さが取引のベースになっていました。
ポンドはボウリングで用いられます。ボウリングは中世ヨーロッパでスキットルズという原型が盛んになり、宗教改革においてマルチンルターがナインピンボウリングの規格をといういつしたと言われています。ですが賭博禁止法によりナインピンボウリングが禁止になったところある商人が1ピンを足して10ピンボウリングを開発。これはナインピンではない!と主張し、今のボウリングになりました。
今のボウリングの発足はアメリカにありますので、ヤードポンド法が活用されているという事です。
日本ではTシャツの生地などでオンスが活用されています。
Tシャツでは1平方ヤードにおける生地の重量を表しており、生地の厚さの指標となっています。
不思議な単位 トン
1トンは何キロですか?
1000kgです!もちろん正解ですがそれはメートル法での話。
トンの由来はtun 役252ワインガロン(約954L)の酒樽のことです。
実用的であるのでSI単位ではありませんが併用が認められています。
アメリカでは1米トン≒907.18kg、イギリスでは1英トン≒1016.05kgとなっています。
どんな単位が何に使われているのか?を調べてみるといろんな関係性や文化、歴史が見えてきます。
メジャーリーグでは球速をマイル、飛距離をフィートで表記しますし、カウボーイの帽子で有名なテンガロンハットは水が10ガロン入ると言わて名付けられたアメリカ発の帽子です。
気になったら調べてみる。これって結構大事な気がします。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けいたしました!