正しい学問の学び方 今日の数学#110

今日の問題#110

今日のコラム

僕は学習塾を運営していますが、関わっている生徒(クライアント)の年齢層は未就学児童〜シニアの方まで大勢います。

というのも一般社団法人を立ち上げた当初は学習塾ではなくメンタルサポート事業として相談業務を行なっていました。

その中で講演会をしていた時にとある新社会人の方からの質問がとても深い質問でした。

「大人になってから勉強のやり方がわからない」

今日はこの事について解説をしていきます。

勉強のイメージ

僕たちが持つ勉強に対するイメージは学校が多いのではないでしょうか?

机に座り教科書を見て予習をし、授業を聞き、問題集を解いて定着させていく「点数を取るための」勉強です。

勉強のやり方というとどう効率良く覚えるか?というところでしょうか?暗記方法やノートのまとめ方など探して出てくるのはこちらの方です。

確かに役に立ちますが、本質的な部分を教えている先生はどれだけいるでしょうか?

社会人になると一気に野に放たれます。

今までの勉強法は通用しなくなるのです。

答えもなければ形もない。

国語の点数をアップしたいからこの問題集をこのやり方でという勉強法は通用しなくなってきました。だから悩むのです。

社会人の勉強とは?

僕個人的な意見をいうと教養を得る事だと思います。

教科というのが無いので、フォーカスをするべきは自分自身です。

いわゆる人生哲学だと思っています。

教養の意味を調べると「しっかり身につける事によって養われる、心の豊かさ」とあります。

どうやって勉強をするのか?

先日のブログで陽明学のお話をしました。

例えば僕の場合は哲学を学びました。

哲学とは難しい表現ですが単純に他人の考え方を学ぶという事です。

人生哲学という言葉があるように偉人の自伝を読むのと同じようなものです。

ここで重要なのは

学問“を“学ぶのではなくて学問”から”学ぶという事。

これが今までの勉強との違いです。

今までは(学問を学ぶ)数学の定理はこういうものだ!これを使って問題を解こう!という発想ですが、(学問から学ぶ)この数学の定理って偶然生まれたものなんだよね。それだけチャレンジしてるって事なんだ。僕ももっと行動してみよう。と得た学問を自分の人生に落とし込んで気づきを得るというのが「から学ぶ」事です。

社会に出ると今までのやり方は当然基礎にはなりますが自分の力になっていないと通用しません。ただ本を読んで知識をつけるだけでは意味がありません。知っているのとやれるのは違います。

だからこそいろんな人に会っていろんな話を聞いて自分だったらどうするか?と自分ごとに捉えてほしいのです。

社会人にとって1番必要なのは“感性“

学問から学ぶためには自分自身の柔軟な思考と豊かな感性が必要です。

ですのでただ散歩をしてるだけで「あ!今日はいつもよりこの木の元気がいいな!」など気づく力が必要になります。

僕が実際行っていた勉強は

いろんな人に会ってただ話を聞く事

芸術鑑賞

散歩をして草木を観察する

などです。

勉強というとどうしても壮大に考えてしまいますが身近な日々の生活で十分賄えます。

ぜひお試しください^^

コツコツすることが成長への1番の近道になります。

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けいたしました!

今日の解答#110

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