今日の問題#030
台形の面積を求めてください!
今日のコラム
今日2月11日は野村克也さんの命日
当時はニュース速報を見て驚いたことを覚えています。
ID野球を確立させ数字や心理で物事を見る、今までの感覚中心の野球から理論中心の野球へと変化していったのは間違いなく野村さんの功績だと思う。
「ノムラ再生工場」
野村さんの指導や語録を見ているといわゆるコーチングが随所に行われていた。
今では当たり前のように使われるコーチングだが、当時はコーチングとは言わない叱りつける指導が中心だったことを考えると本当にすごい指導者なんだと感じた。
さて、今日は昨日に引き続き「算数で見る野球!」。
今日はピッチャーにスポットを当てて考えてみましょう!
防御率
防御率とは、1人の投手が1試合で(3アウトを取るまでに)どれだけ点数を取られるのか?を表した数字です。
この数字が0に近いほど優秀だと言えます。
計算式:防御率=(自責点×9イニング×3アウト)÷(投球回×3)
自責点はピッチャーが責任をとる失点です。
例えば、ヒットで出塁した2塁ランナーがタイムリーヒットで生還したらピッチャーは失点1自責点1になります。
このように、安打、四球、死球、暴投、ボーク、盗塁、野選などはピッチャーの責任とされ自責点となります。
一方で、エラー、捕逸、打撃走塁妨害によって得点が入った場合は自責点には含まれません。
これには面白いルールがあって、2アウトから野手がエラーをした場合はそれ以降の点数は全て自責点には含まれません。
例えば2アウトランナー1塁でサードがエラー、次のバッターから5者連続ホームランを打たれたとしても、自責点は0です。この場合は失点7自責点0になります。
歴代最高の防御率を記録したのは1943年 巨人の藤本英雄選手で
0.73でした。
また、防御率には打率と同じように規定投球回という考え方もあります。
投手の場合は所属球団の試合数分の投球回を投げないといけません。
奪三振率
1試合平均でどれだけ三振をとったか?を表す数字です。
計算式:奪三振数×9イニング÷投球回
プロ野球歴代最高奪三振率は2019年ソフトバンクの千賀滉大選手が11.33という驚異的な記録を残しています。ちなみに2位は大谷翔平選手です。
この指標の面白いところは奪三振数の多い投手が奪三振率が高いわけではないというところです。
どれだけ三振が取れる投手かを見るためには数よりも率で見ると良いでしょう。
勝率
どれだけ勝つ確率が高いか?を表します。
計算式:勝率=勝数÷(勝数+負数)
※引き分けは除きます
2013年楽天イーグルスの田中将大選手が1.00を記録して話題になりました。
要するに1回も負けてないんです^^;
沢村賞
2021年はオリックスの山本由伸投手が受賞されました。
投手にとって最高の栄誉ある賞だと言われています。
基準は
25試合以上
10試合以上
15勝以上
6割以上
200イニング以上
150個以上
2.50以下
を基本基準としていますが、必ずしも全てクリアしないといけないわけではなく、選考委員がこれを基準に判断するというものです。
該当者がいない年ももちろんあります。
いかがでしたでしょうか?
僕もピッチャーをやっているので、こういう数字は気にする部分はありますが、明確な目標を持って練習をするのととりあえず抑えれたらいいわと思うのとでは全然違った結果になります。
数字ってすごく便利なんですよ^^
今日の解答#030
公式に当てはめる方法
(上底+下底)×高さ÷2
(3+5)×2÷2=8
分解して解く方法
平行四辺形と三角形に分けて考える
平行四辺形の面積=3×2=6
三角形の面積=2×2÷2=2
よって6+2=8