京の算数学問題#003
今日の問題!
「1から100までの数を全部足したらいくつ?」
昨日の解法を見ればわかるはず!やってみよう!
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算数学コラム
今日の問題は、ガウスの計算としても有名な計算方法になります。
ガウス(カール・フリードリヒ・ガウス)は数学者なのですが、その天才っぷりに数々の伝説が語り継がれているスゴイ人です。
「そんなあほな笑」
と思わず言ってしまうようなエピソードを本日はご紹介いたします。
2歳児が給与計算?!
2歳のガウス少年は、レンガ職人だった父親が従業員の給料の計算をしたところガウス少年は計算ミスを発見、なんと5歳から給与計算の確認という役割を持たされて父親の代わりにチェックをしていたそうです。
5歳にして経理業務に携わるなんておとぎ話か何かかと思いたくなる気持ちもわかりますが、、、小学校4年生でベクトル理解してる生徒もいたので、才能なんだろうな〜と思います。
意地悪な先生を味方につけた小学生
ガウス少年が通っていた小学校は、ビュットナーという意地悪な先生がいました。
暴力的な先生であったとも聞きます。
ただ、ガウス少年に対しては良い先生だったとのこと。
当時の学校では算術というクラスがありました。
算術とは、数の概念から計算、行列、数列、方程式などや魔法陣なども学ばれていたそうで、日本でも江戸時代に盛んに学ばれていた学問だそうです。(日本では和算とも言います)
その算術のクラスで先生が
「1から100までの整数を全部足したらいくつになるか?」
という問題を出しました。
先生は早い生徒でも10分程度を想定していたようですがガウス少年は一瞬でこの問題を解いてしまったというのです。
その解法は下記に記載します。
ビュットナー先生はガウス少年には特別な授業を行ったともされており、助手のバルテルスらと代数や解析学など、いわゆる理系大学生がやるような問題をひたすらやっていたんだそうです笑
しかも専門書に書かれている証明の内容も納得のいかなかったガウス少年は、自分で新しい証明を次々に書いて行ったそうです。
ここまでくるともはやイメージもつきません笑
先生に説得された父
ガウスの家系はレンガ職人でしたので、当時学歴は必要なくすぐに働く道を歩まざるを得ませんでしたが、ビュットナー先生と助手のバルテルスはなんと父親を説得し彼に高校進学を約束させます。
そして高校でも恩師に出会い大学への進学と経済的な援助も約束される事となりました。
ここまでレンガ職人に育てたかった父ですが流石にこればかりは認めざるを得なかったようです。
大学時代のガウス
大学に入ってからは、数学者になるか言語学者になるか迷ったようで、数学者の道へ進んだ後も毎日言語学の勉強を続けていたそうです。
また、ガウスは何か考え始めると誰がどう声をかけても一切喋らずに集中し続けたようで、感情の起伏も大きかったとのこと。
友人が部屋を訪ねるとハイテンションのガウスは正十七角形の計算の書いたノートをニッコニコで見せてきたらしい。
それもそのはず、正十七角形をコンパスと定規だけで作図してしまったのだ。
この時ガウスはなんと19歳。
大数学者になってから
大数学者になってからは、天文学、物理学など多岐に渡り活躍し、偉大な功績を残しています。
さいごに
ガウスって多趣味なんですよただ、全てが関連付いてる。
あれやりたいこれやりたいという広げ方ではなくて、数学という一つの軸から派生して行ったように広がりを見せている。
晩年のガウスは天文台で過ごしていたそうで、数学を突き詰めていくと宇宙につながるというのは結構あるあるなパターン。
何か悟りのようなものがひらけたのかな?
よくよく考えてみれば、こんなに壮大なものでは無いけれど、自分にも当てはまる部分はある。
私自身こだわりの強さは昔からで小さい時から同じもので永遠遊んでいられる子どもだったので、ボロボロになってもおもちゃは捨てられなかった。
衛生上は問題あり笑
小学校で出会ってしまった野球と算数のおもしろさに感動して、今まで20年以上やり続けている。
でも全てが結果出てる訳ではなくて、野球はずっと補欠だし、大学卒業してからはずっと草野球をやっている。数学もクラストップだったけど全国を見ると上には上がいる訳で、、、^^;
ただ、今までやり続けてこれたのは面白かったから。
その結果、心理学にたどり着き、独自の指導方法を作り上げるまでにもなった。
実は心理学って数学と非常に近しいものがあります。
今では、万年補欠の自分が仕事として野球を教えていたり、アスリートからメンタル面でのサポート依頼が来たり、学童や教育施設からのサポート依頼まで来ている。
恐らく学生時代の同級生が今の僕を見たら驚くんじゃ無いかな笑
「人生って何があるか本当にわからない。」
今僕がサポートしている生徒のみなさんにも常にこの言葉は伝えている。
ただこれは良くも悪くもなると言う意味で、どう転ぶかは本当にわからない。
だからこそ毎日コツコツと人生良くなるものとして一歩一歩確実に歩いていくことが大事だと思う。
そうしたらガウス少年みたいに、周りの大人が自分の親を説得してくれたり、大学進学のために助けてくれたり、特別な授業をしてくれたりするかもしれない。
応援される人ってやっぱり何か持ってるんだろうな^^
さて今日からまたコツコツがんばろう!
京の算数学 解答#003
今日のポイント!
1から100までの数字を全部足すので数字の個数は全部で100個
足して101になる組み合わせが、50組出来上がります。
なので答えは5050でした!
これをガウス少年は一瞬でひらめき解答したそうな、、、
すごすぎる笑