京の算数学問題#810
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
テスト前やテスト中にお腹が痛くなるという相談を、塾で多く受けます。
実際、私自身も中学生の頃はテストが大嫌いで、毎回お腹が痛くなりトイレにこもっていた記憶が今でも鮮明です。病院で診てもらうと「ストレスだね」と言われ、腸整剤をもらいましたが、特に根本的な解決には至りませんでした。
「ストレスをためないようにね」とアドバイスされましたが、「できたら苦労しないんだよ」と落ち込んでしまった経験もあります。そこで今回は、私が実際に試して効果があったテスト時のお腹の痛みを軽減する対処法をご紹介します。
自己暗示をかける
テストのたびにお腹が痛くなるのは、ある意味「テスト=お腹が痛くなる」という自己暗示が無意識のうちにかかっている可能性があります。
自己暗示とは、パソコンのプログラムのように、脳に繰り返し送られるメッセージです。
このプログラムが否定的だと、テストのたびに緊張し、お腹に影響を及ぼします。
この場合、逆に「テストなんて余裕」「楽勝!」と意図的にポジティブな言葉を口にすることが有効です。
自分の声は耳を通して脳に伝わり、徐々にプラスの自己暗示へと切り替わっていきます。
ポイントは、不安を言葉に出しすぎないこと。
不安を口にすると、マイナスの暗示がかかりやすくなるからです。
私の指導経験では、ポジティブな言葉を意識的に使った生徒たちの表情が次第に明るくなり、結果的にテストへの不安感が軽減されていきました。
緊張に対処する方法をあらかじめ準備しておく
「赤いリンゴを想像しないでください」と言われたら、どうしても想像してしまいますよね。これは脳が否定形を理解できないからです。
同じように「緊張しないように」「お腹が痛くならないように」と考えると、脳内のイメージは「緊張」や「痛み」にフォーカスされてしまいます。
そこで、「リラックスする方法」を具体的に考えておくことが大切です。
しかし、それだけでは不十分です。
お腹が痛くなった時の対処法も事前に準備しておきましょう。
たとえば、先生にあらかじめ事情を伝えておく、テスト前にトイレに行くなどの行動パターンを決めておくと、「どうしよう」という不安が減り、ストレスの悪循環を防ぐことができます。
テスト前にこうした対策を取るだけでも、テスト中の緊張感が緩和されるケースが多く見受けられます。
眼球運動を取り入れる
実は眼と脳には強い関係があり、眼球の動きが精神状態に影響を与えることが知られています。
海外では、EMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)というPTSDの治療にも使われる手法があるほどです。
目と脳は繋がっているので、緊張や不安に対処する方法として、眼球運動を取り入れることが効果的です。
具体的には、テスト中に意図的に目を上に向けることを試してみてください。
下を向くと人は内向的な思考や感情に入りやすく、心身に悪影響を与えがちです。
反対に、上を向くと気分が明るくなり、緊張や不安が軽減される効果があります。
実際にある生徒にこの方法を教えたところ、「今日はお腹が痛くならなかった!」という報告がありました。
目を上に向けるだけで、気分を切り替える効果があったのです。
自然な解決策を見つける
最後に、すべての解決策は人それぞれ異なることを忘れないでください。
お腹が痛くなる原因や対処法も個々の状況によって異なるため、試行錯誤しながら自分に合った方法を見つけることが大切です。
例えば、深呼吸や瞑想を取り入れる、生姜湯など温かい飲み物を飲んでリラックスするなど、簡単にできるリラックス法も効果的です。
以上が、私自身の経験や生徒たちへの指導を通じて効果があった対処法です。
テストに向けてしっかり準備を整え、リラックスした状態で挑むことで、お腹の痛みやストレスを少しでも和らげることができるはずです。
ぜひ試してみてください!
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!