京の算数学問題#653
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
「勉強が嫌いだ」
「勉強したくない」
私が今まで見てきた生徒の中には何も勉強好き!な生徒ばかりではありません。
中には本当に勉強が嫌でしょうがない生徒もおりました。
ですが、関わり方を変えれば「まあ必要だしやってもいいかな?」と前向きに変化していきます。今日は特に私も気にかけている勉強が嫌いになる予兆、いわゆる子どものSOSサインについてお話ししていきます。
アプローチは勉強法だけにあらず
前提として学習塾はお子さんの成績アップの役割を担っています。
その手段として勉強法を教えたり、わかりやすくつまづきを解説したりするのですが、実はアプローチ方法は、お子様へのかかり方や運動的な要素も重要なのです。
お子様の成績アップのために学力とメンタル面をサポートする。それが私たちのお仕事であると考えています。
勉強嫌いの兆候は必ずある
多くの生徒を見てきて思うのは勉強が嫌いになる兆候はかならずと言って良いほど発生しているという事です。
この兆候をできるだけ早く見つけ対処をする事が勉強嫌いにならないために最も重要な事です。
子どもからのSOS
テストの答案を隠す・捨てる
叱られると分かっていながらもあまり良くない点数を取った時、プリントを隠したり破いて捨てたりする事は、子どもの防衛本能からくる行動です。
中には「なくした」と言いながらも意図的に隠している子どももいます。
この行動の根幹は「悪い点数を取ったら怒られる」や「呆れられる」と言ったある種トラウマに対処する行動であると言えます。
この行動が見られたらテストの答案が捨てられていても叱ったりしてはいけません。
宿題を始めるまで極端に遅くなる
宿題のような「やらなくてはいけないけれどやりたくないもの」に対してある程度は妥協という事が必要になります。
その妥協をするまでの時間が長すぎるという事は自分の心の中で何か葛藤が起こっている事が考えられます。
そんな時にやりなさい!と絶対に叱ってはいけません。ほとんどの場合逆効果になります。
とにかく謝る、ごまかす
宿題を忘れたり、提出物が出せなかったり、テスト勉強がうまくいかなかったり、理由は色々あると思いますが、中にはとにかく謝り大人のご機嫌を取ろうとしたり、言い訳をして誤魔化したりするような場合もあります。
これも子どもからのSOSです。
この行動が見られた場合は、まず自分がなぜ逃げているのか?という理由を認知する必要があります。中には「勉強は嫌いじゃない」というここでも誤魔化しが入っている場合があります。誤魔化しすぎると自分自身も欺くことになります。
ですので自分が勉強は本当は嫌だと感じているということを理解する必要があります。
極端に疲れやすくなる
勉強に対して極端に疲れやすくなるというのも1つのサインです。
1つの原因は心的ストレスでしょう。
中にはご飯すら食べられなくなったり、全身倦怠感に襲われるお子さんもいらっしゃいます。この場合はまずできる量を調整する事が大切です。
身体症状が出ている場合は無理にさせてしまうと余計にできなくなってしまいます。
まずは担任の先生に症状を伝え課題量の調節から考えてみましょう。
自己否定が増える
「わたしなんてできない」
「どうせやっても」
という自己否定の言葉が増えてきたなと感じた場合も注意が必要です。
どうしても自信をなくしてしまうとネガティブ思考になるもの。
本当は慰めてほしいという心の訴えでもあります。
そんな時はまず今できているところを褒める事が大事です。
まずは聞く事からはじめよう
勉強を好きになってもらうには本人も自分自身の能力や特徴を理解する必要があります。
自分自身に気づくためには話をして自分の頭を整理する事が大切です。
まずは話を聞きそこから始めていきましょう。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!