打てない人はボールを見ている #032

今日の問題#032

平行四辺形の面積を求めてみよう!

今日のコラム

バッターはボールを見ていない

昨日は松田選手が通算300号本塁打を達成!
おめでとうございます!!

「ボールをよく見なさい!」

これやると打てなくなります。
なぜか?

  • 首が動くので軸がブレる
  • 視野が狭まるので視覚(見えてないところ)が増える
  • 視覚優位になるので反応が遅れる

という理由です。

僕も少年野球の時は「ボールをよく見ろ!」と言われていました。
幸い元から目が良かったので縫い目まではっきり見えるぐらい見ていました笑

ただ、この「ボールをよく見る」というのは、ボールの軌道がイメージできるようになるという意味があります。この意味が重要なんです。

ホームからピッチャーまでは18.44m
ピッチャーが145km/hで投げたとしたら
18.44m=0.01844kmなので
0.01844km÷145km/h=0.00012717…時間

つまり0.45秒前後でボールはミットに収まります。
もちろん実際には空気抵抗があったりするので変わりますが、それでも一瞬です。
この速度についていくためにはもはや動体視力では無理です。
脳の高速処理能力を使わないとついていけません。

そのためにボールを良く見て軌道をイメージすることが必要なんです。

良くプロ野球選手が変化球を「消えた」と表現するのは頭の中に無いイメージがきたから消えたと感じるのであって、実際にボールが消える訳ではありません。
この事からも良く見て打つのがいかに非現実的かが分かります。

そこで大事なのが脳の処理を高める事です。

ヤクルトの山田哲人選手や阪神の近本選手もバッテングや盗塁の時「ぼんやり見ている」という表現をされています。
このぼんやり見るとは周辺視野で見ている=脳で全体を認識しているという意味です。
いわゆるゾーンと言われる状態に近いです。

うまく周辺視野が働けば脱力ができ、反応が圧倒的に速くなります。

ぼーっとしていて急に人が出てきた事に反応するのと同じです。
この場合は驚いて身体が考えるより先に避けたり、何かしら反応します。
この反応速度は目でしっかり見ていると出来ないのです。
だからこそ0.45秒の一瞬の勝負に勝つために良く見ずにぼんやりと見る事が1番最適だと言えます。

ただこの周辺視野を高めるための日常のトレーニングはどうしたら良いのか?

例えば、まっすぐ前を見て目線を固定したまま歩いてみるとか、お手玉をしてみるとかでも良いと思います。
要するに目線は固定した状態で意識で周囲の状況をなんとなく察知するという事です。

「なんとなくわかる」

これが、脳の処理が高まった証拠です。
是非一度やってみてください^^

今日の解答#032

平行四辺形の面積の求め方は底辺×高さで求められるので。

5cm×3cm=15平方センチメートルが答え

平行四辺形は同じ三角形を2つ合体させたものです。
三角形の面積は底辺×高さ÷2なのでこれが2つあるなら

底辺×高さ÷2×2で公式が導き出せる。

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