今日の数学問題#290
数学コラム
漢字で学ぶ「サポート」の意味とは?
サポート=支援すると言うとどうしても何かしてあげようと思いがちになってしまいます。
最近いろんな方とお会いをする中で、僕自身の中で疑問に感じた言葉あります。
それが「支援」と言う言葉でした。
果たして支援とはそもそも何なのだろうか?
わからない時は漢字の意味を調べてみよう
と言うことで自分なりに考察してみました。
支援に対する違和感
学習塾にはいろんな生徒が来ます。
勉強が好きな子もいれば嫌いな子もいますし、学年や年齢境遇もさまざまです。
私自身学習塾を主軸に活動をしていますがそれ以外の活動も非常に多岐にわたる中で、よく聞かれる質問が子どもとの関わり方でした。
子どもの居場所がたくさんできてくる中で支援をしている方にも多く出逢います。
ですが、僕があってきた支援者さんは80%以上余裕がありません。
熱い想いを持ち、活動しているのに「しんどい」と感じられている方が多くいたのです。
僕はそこに違和感を覚えました。
自分を追い込み子どもに向き合う姿には美しさを感じる一方で、本当に子どもたちのためになっているのか?と感じています。
そこでそもそも支援とはなんなのか?を考えてみました。
支援の援助の違い
支援と似ている言葉で援助という言葉があります。
この2つの言葉の最大の違いは主導権です。
援助は主導権が援助者であり、支援は主導権が対象者になるのです。
目的地にまでおんぶをして送り届けるのが援助であり、そばに寄り添ってあなたのペースで目的地に辿り着こうねというのが支援です。
私たちの行動はもしかすると援助と支援を混同しているかもしれません。
「支」と「援」の漢字の意味
支も援もたすけるという意味があります。
そこで漢字の成り立ちを考えてみます。
支は手に枝を持つ姿を表しています。
ここから分かれるや支える、という意味が生まれました。
次に援ですが、手であるものを上下に引っ張ることで中央の密集部分を「ゆるめる」姿を表しています。
このことから、どちらの助けるも意味やニュアンスが若干違うものであることがわかります。
支援とは「ゆるめること」
私がこの漢字から感じたことは、支援とはある物・コトを使って対象者がリラックスできる状態にすること。
例えば、私のブレインアクション®︎もツールですし、もっと掘り下げれば笑顔での挨拶や傾聴する姿勢も支援者の関わり方自体がツールだと言えます。
それを用いて、対象者がリラックスをし、自分自身を発揮できる状態になることが支援なのでは無いでしょうか?
ただこれはあくまで僕の解釈ですので皆さんは皆さんのサポートがあると思います。
ただ、迷った時は言葉の意味を調べてみると何かヒントが得られるかもしれません。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けいたしました!