中1理科|密度の求め方とメスシリンダーの読み方|水位の差で体積を計算【定期テスト対策】 京の算数学#1577

京の算数学問題#1577

質量54.0gの固体を水に完全に沈めると、メスシリンダーの測定値が40.0mLから60.0mLになった。固体は水に溶けず、気泡は付いていない。密度を求める問題。

質量54.0gの固体を水に完全に沈めたところ、メスシリンダーの測定値が40.0mLから60.0mLになりました。
固体は水に溶けず、気泡も付いていないものとします。
この固体の密度を求めなさい。解答は記事の下部にあります。

算数学コラム

密度は「質量÷体積」で求めます。
メスシリンダーで固体の体積を調べる問題では、入れた後の測定値をそのまま使わず、入れた後−入れる前で水位の増加分を求めてから計算します。
1mL=1cm³なので、増加した体積をcm³に直して密度を出せます。

公式を覚えていても、どの数を体積にするかで止まってしまうことがあります。
そんなときは、割り算の前に「この質量は何の値? この体積は何の値?」と確認しましょう。
同じ固体の質量と体積をそろえることが、密度の計算の出発点です。

密度とは?1cm³あたりの質量

密度は、単位体積あたりの質量を表す量です。
密度2.7g/cm³なら、1cm³あたりの質量が2.7gという意味です。
質量が大きいものほど必ず密度が大きいわけではありません。

体積もそろえて比べる必要があります。

同じ体積1cm³の物体で質量2.0gと8.0gを比較する模式図。密度は1cm³あたりの質量で、単位はg/cm³。

たとえば質量24.0g、体積8.0cm³なら、24.0÷8.0=3.0g/cm³です。
「8cm³ぶんの質量を、1cm³ぶんに分ける」と考えると、質量を体積で割る理由が見えてきます。

メスシリンダーの読み方|水面と目の高さをそろえる

メスシリンダーは水平な台に置き、目の高さを水面に合わせて読みます。
水を入れると液面は少しくぼむので、くぼみの底の位置を読み取りましょう。
上からのぞき込んだり、液面のふちを読んだりすると、値がずれる原因になります。

最初に最小目盛りが何mLかを確かめ、その1/10まで目分量で読みます。
最小目盛りが1mLなら0.1mLまで読み、40mLちょうどなら40.0mLと記録します。問題の図や指定に合わせて、単位と桁も確認しましょう。

固体の体積は「入れた後−入れる前」

形が不ぞろいな固体でも、水に完全に沈めたときの水位の増加分から体積を求められます。
今回の問題では、60.0−40.0=20.0mL=20.0cm³です。
60.0mLは水と固体を合わせた体積なので、そのまま固体の体積にはできません。

この方法では、水に溶けないこと、完全に沈むこと、気泡が付いていないことなどが前提です。
気泡まで一緒に入ると、その分も体積として数えてしまいます。
実物を扱う際は先生の指示に従い、重い固体を容器に落とし込まないようにしましょう。

例題|54.0gの固体の密度を求める

① 体積:60.0−40.0=20.0cm³
② 密度:54.0÷20.0=2.7g/cm³

水位の差60.0−40.0=20.0mL=20.0cm³を先に計算し、54.0÷20.0=2.7g/cm³と求める。液面の読み方も確認。

「54.0÷60.0」とした場合は、割り算の計算より先に体積の選び方を直します。
解き直すときも、途中式を「体積の引き算」と「密度の割り算」の2行に分けると、どこで取り違えたかを見つけやすくなります。

mLとcm³は同じ体積|単位をそろえる

1mL=1cm³です。20.0mLは20.0cm³なので、この換算では数値を変えません。

ただし、1L=1000mLです。
mLとLを混同していないかは別に確かめましょう。

質量をg、体積をcm³で計算すると、密度の単位はg/cm³になります。
gだけでは質量、cm³だけでは体積です。
答えに単位がなければ、何を求めたのか分からないので、式と一緒に書く習慣を付けましょう。

液体の問題は、容器の質量を先に引く

空の容器が50.0g、液体を入れた容器が80.0g、液体の体積が25.0cm³なら、液体だけの質量は80.0−50.0=30.0gです。
密度は30.0÷25.0=1.2g/cm³となります。

固体の問題では水の体積を引き、液体の問題では容器の質量を引くことがあります。
引き算の形だけを暗記するのではなく、「求めたい物質だけの質量・体積にそろえる」と考えましょう。

定期テストで防ぎたい3つの間違い

入れた後の体積で割る:固体の体積は増加分です。問題文の入れる前・入れた後に印を付け、差を先に求めます。

体積÷質量にする:密度は1cm³あたりの質量です。24gが8cm³なら、1cm³ぶんにするため24÷8と考えます。

半分にすると密度も半分と思う:均一な同じ物質で温度・状態が同じなら、半分に分けると質量も体積も半分になるため、密度は変わりません。たとえば24÷8と12÷4は、どちらも3です。

保護者の方が一緒に確認するときは、答えを先に言わず「1cm³あたり、というのはどういうこと?」「固体を入れる前の水は何mL?」と問いかけてみてください。
公式の暗記、測定値の読み取り、割り算のどこで迷っているのかを分けて確認できます。

よくある質問

密度の公式は何ですか?

密度=質量÷体積です。質量をg、体積をcm³で表すと、密度の単位はg/cm³になります。

メスシリンダーで固体の体積はどう求めますか?

固体を完全に沈めた後の測定値から、入れる前の測定値を引きます。水に溶けず、気泡が付かないなどの条件を確認します。

mLをcm³にすると、数値は変わりますか?

変わりません。1mL=1cm³なので、20.0mLは20.0cm³です。Lが与えられた場合は換算が必要です。

水の液面はどこを読みますか?

水面と目の高さをそろえ、くぼみの底を読みます。水平な台に置き、最小目盛りの1/10まで読み取ります。

まとめ|割る前に、同じ物質の質量と体積をそろえる

密度は質量÷体積です。メスシリンダーを使う固体の問題では、先に水位の差を求めます。液体の問題では、容器の質量を引く場合もあります。測定値・単位・何の量かを確かめてから計算し、基本問題を確実に解きましょう。

定期テスト直前対策|密度とメスシリンダー 一問一答PDF

公式、単位、読み方、体積の差、容器の質量までを8問で確認できます。1ページ目が問題、2ページ目が解答です。間違えた問題は「引く値を選べなかった」「割る順が逆」「単位」のように原因を短く書き、翌日にもう一度解いてみてください。

中1理科|密度とメスシリンダー 一問一答8問(PDF)をダウンロード
※A4・全2ページ(問題/解答・確認ポイント)。

京の算数学 解答#1577

固体の体積は60.0−40.0=20.0cm³。密度は54.0÷20.0=2.7g/cm³。

固体の体積は60.0−40.0=20.0cm³です。質量54.0gを体積20.0cm³で割るので、答えは2.7g/cm³です。

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